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涼「あ、Aさんと優斗くん!おはよー!」




めざとくふたりを見つけた涼がぶんぶんと手を振ると、
優斗くんたちも気付いて、手を上げた。




優斗「朝から元気だなお前ら」


「おはよう」


瑞稀「おはよう」





図書館の日から、Aとの距離がいっきに縮まった気がする。


よそよそしくて、どこか俺たちを避けているようだった態度も、今じゃ昔のように………とは言わないけど、仲のいい友達のようになってきた。





涼「あ。そうだ、遊園地とかすき?」


優斗「遊園地?あー、全然行ってないな」


涼「ちょうどよかった!昨日ねバイト先でお客さんに無料チケット4枚貰っちゃって!みんなで行こうよ」


「4枚………え、わたしも?」


涼「当たり前じゃん!」





………すごいな、涼。

やっぱり俺は、どうしても気を使っちゃって、Aをこんな風に誘うことは出来ない。


やっぱり涼は、人とのつきあい方がうまいと思う。





Aはなんて答えるのかな、なんて思って、横目で見ていると、視線を落としながら何か考えてるようだった。






「優斗………行く?」


優斗「ん?あー、せっかくだし」


「………じゃあ、行く」





じゃあ、という言葉に、優斗くんは少し嬉しそうな顔を見せた。




………Aって、優斗くんのこと好きなのかな。




せっかく遊園地にいけるというのに、モヤモヤした感情が生まれてきて、慌てて頭を振った。






瑞稀「いつにすんの?」


涼「みんないつなら空いてる?」


優斗「俺はー………今週の日曜か来週の土曜」


「今週の日曜日空いてる」


涼「えー、俺バイト………瑞稀は?」


瑞稀「空いてる」


涼「え!………じゃあバイト休む!今週の日曜日にしよ」







楽しみ!ってはしゃぐ涼を、俺たち3人は親みたいな目で見つめていた。







「………たのしみ」






ぼそっと聞こえたこえに振り向くと、
微笑んでいるAと目があった。






「瑞稀くんは?」


瑞稀「あ、うん、俺も」


「久しぶりだな………」


瑞稀「え?」


「あ、………遊園地」





久しぶりだな、と言ったAは、どこか遠い目をしていて、多分、地元の遊園地に3人で行ったことを思い出してるんだとおもう。





それが、嬉しくて、思わず笑みがこぼれた。





瑞稀「楽しもうね」






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神ちゃん愛ing - 初コメ失礼します。涼君と瑞稀君の一途さがめっちゃ切ないし、キュンキュンします!!更新楽しみにして待ってます!! (2018年10月22日 23時) (レス) id: bdc8cbeed4 (このIDを非表示/違反報告)
J7BR(プロフ) - めっちゃキュンキュンするし、切ないし、続きが読みたくなります!!更新頑張ってください(*^^*) (2018年10月20日 13時) (レス) id: 0f3307a83f (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - ポップコーンさん» コメントありがとうございます。たったいまポップコーンさんの作品を読んでいたのでコメント来ててびっくりしちゃいました( ; ; )!嬉しいです!更新がんばります。ありがとうございます! (2018年10月11日 20時) (レス) id: a83f71fbfd (このIDを非表示/違反報告)
ポップコーン(プロフ) - 涼くんの真っ直ぐさも大好きなのですが、瑞稀くんの切なさが…ぐさぐさきます…龍斗くんの闇堕ち感ハマっちゃいます!!!!更新楽しみにしています! (2018年10月11日 8時) (レス) id: af868719a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:saku | 作成日時:2018年10月3日 0時

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