ホシアイ

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涼「どう、思う」


瑞稀「どう、って………」


涼「………ほんとに、あれは人違いなのかな」





そう言いながらも、人違いのわけがないとわかっているはず。





瑞稀「………」


涼「………4年前、何があったんだろう」


瑞稀「それ、だよな。………あとは、さくちゃんにも聞けることがあるかもしれない」


涼「そっか！明日また、がりさんのところ行ってみよう」





Aとの再会は、何もかも予想外で、嬉しい感情が奥深くに潜ってしまっていた。


けれど。


ずっと探していた相手に会えたことには間違いないんだから………



とりあえず今は、全部忘れて、喜ぼう。




Aには、絶対になにか事情がある。



俺らの大好きな………大切な、Aが、
俺らを捨てるなんて、有り得ないんだから。



瑞稀「涼、とりあえず、ゆっくり話さない？」


涼「だな。………死ぬ気で勉強したあの時間が、無駄にならなかったってことだし」




俺らがまた出会えたのは、きっと何か意味がある。




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