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指定された教室は、知らない顔ばかり、加えて体育委員をやるような眩しいキラキラした人たちで溢れていた。
1番窓際の後ろの席に座ってスマホを弄っていると、
騒がしいなあと思っていた前の二人組のひとりがプリントを回してきた。
「はい」
「あ、ありがとうございます………」
「いーえー」
女の子に慣れてます！というような笑顔で微笑む男の子は、深い青色のネクタイを緩くつけていて、ああ、2年生ね、と勝手に頷いた。
最近の後輩は怖いなあ。
1年生も大人っぽいし、ネクタイ着けていないとわかんないもん。
シャーペンで、委員長さんが言ったことをメモしながら、ふと顔を上げると、前のふたりがチラチラとこちらを見ているのに気づいた。
………え、何。
怖い怖い怖い怖い。
わたし、何かしたっけ。
ヤバイ、絶対絡まれるやつじゃん。
こんなイケイケな後輩とトラブルなんて、
絶対優斗にも「おまえ何したんだよ」って笑われる。
慌てて顔を下げて、
はやくこの時間が過ぎないかと祈っていた。
「では………以上で本日の委員会を終わります。ありがとうございました」
ようやく聞こえたその言葉に、
急いで机の上に広げたペンを片付け………
「あ、」
片付けの勢いが良すぎたのか、
手に当たった消しゴムが、無情にも前の椅子の下に転げ落ちていった。
………やってしまった。
これは、自分で手を伸ばすか頼むしかない。
………………いや、自力でとろう。
机の下に潜り込んで、前の椅子の下に手を伸ばすけど、
座っている男の子の足があってどうにも届かない。
あーーーもうっ、どうしよう！
「あれ？」
ふと頭上から声が聞こえたと思ったら、
目の前にさっきの笑顔が現れた。
「ふふ、何してるんすか」
「あ………いや、消しゴムが、」
「消しゴム………あ、これか。瑞稀ー、足どけて」
座っている男の子がその言葉に足をどかすと、
あっという間にわたしの消しゴムは、笑顔の手に渡った。
「はい、どーぞ」
「ありがとう………ございます、」
机の下という狭い空間で行われたやり取りは、
何故か無駄に緊張した。
ゆっくりと机の下から出ると、
既に教室に人はまばらになっていた。
………早いとこ帰らなきゃ。
下手に関わると面倒くさい。
「………じゃあ」
一応頭を下げて、帰ろうとすると、「待って、」と呼び止められた。
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作間ナナコ - こんなに胸がときめく恋愛小説ははじめてです。HiHi Jets5人とその他の登場人物との関係性や、主人公が見る景色、感情全てが自分の思いと重なり、感動しました！特に甲子園のシーンは気持ちが入って思わず涙が出てしまいました。この小説に出会えてよかったです！ (2019年4月4日 2時) (
レス) id: 012e34ef65 (このIDを非表示/違反報告)
HiHi Jetsとsexy美少年が大好きな女の子 - 作ちゃんとのデートとかマジで最高じゃん!!しかもゆうぴーは私の幼馴染で中学生の頃にゆうぴーが私のことが好きで､でも私は顕嵐くんのことを憧れててでも､作ちゃんが私のことが好きで､祭りに誘ってくれてそれで何日か経った後に作ちゃんが告られなんて幸せものなの (2019年1月26日 17時) (レス) id: 223725d32c (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - Melody.*☆さん» コメントありがとうございます。作間くんのかっこいい部分と可愛い部分を引き出せたならよかったです！新作も頑張ります。ありがとうございました！ (2018年9月20日 0時) (レス) id: a83f71fbfd (このIDを非表示/違反報告)
Melody.*☆(プロフ) - 完結おめでとうございます！！主人公の子に一途に恋する龍斗くんが本当に可愛かったし、カッコ良かったです！！素晴らしい作品に出会えて良かったです！！新作も楽しく読ませていただきます！！ (2018年9月19日 22時) (レス) id: c3f50f20db (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - 姫華さん» コメントありがとうございます。たくさん褒めていただき、とっても嬉しいです！励みになります。これからも頑張ります。ありがとうございました！ (2018年9月19日 1時) (レス) id: a83f71fbfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：saku
| 作成日時：2018年9月8日 13時
