赤の癒しの姫 (ページ50)

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Episode46 ページ50

Episode46

Aには気付かない3人は話に夢中になっていた
彼等の会話を聞き乍様子を伺い筒
菊理が社の怪我を確認しようとしてる場面を見て
菊理の雰囲気の変化に気付き咄嗟に社の前に飛び出たA

Aの腹部には硝子の破片が刺さってしまった

菊理｢ひっひっひっ…｣

そんな菊理を狗朗が押さえ込み
倒れそうになるAを何とか支える社

痛みに顔を顰め乍菊理を見詰めた

菊理?｢…へっ…まさかと思っていたが…流石だなぁ…
だが､今度こそ…｣

菊理の瞳から出て来た狐の妖のようなものは
社の中へ入り込んでしまった…が

ネコの社を、呼ぶ声に反応した社
何故か弾き出されまたも菊理の中へ戻っていった

菊理の中へ戻った者は走り出し
攻撃をするふりをし姿を眩ませた

Aは其れを追いかける為に硝子の破片を抜き取り
その場に捨て何とか走り出した
社達の呼び止める声に耳も貸さず前を見て走り去ってしまった

血が出続けるのも気にせず走り続けるA
頭の中には愛しい吠舞羅のメンバー…そして

そんな彼等に出会わせてくれた
この気持ちの名前は分からないが彼の姿を思い浮かべるだけで涙が出そうになる程の愛しい…尊の姿でいっぱいだった

彼らを守る為なら自分の命さえも捨てかねないA
そんな彼女を心配する吠舞羅のメンバーが今の彼女を見たら
確実に怒られるだろうと思いながらもただ必死に走り続けた

自分の背を向けた方から白銀の光が立ち上るそれすらにも
見ぬ気もせずただ彼らの為に…彼の為にひたすら走り続けるA

無色の王と思われる狐の妖のようなものを探し出す為に走り続けていたAだったが
自分の進む方の空へ赤と青のダモクレスの剣が現れ

それを見たAは一瞬立ち止まるも
その現れたダモクレスの剣の方へ必死に走り出した

どんなに自分の傷から血が溢れようとも
気付いていないのか彼らの姿を捉えゆっくりスピードを落とし
彼らの戦いを見詰めた

Aは夢が現実にならないよう
ゆっくり…ゆっくりと自分の力を溜め始めた

この手で彼を救う為に

尊｢どうした…こんなもんか?
調子がでてねぇな…｣

礼司｢眼鏡が無いせいですよ｣

尊｢…余裕あるじゃねぇか｣

礼司｢赤の王相手に余裕などかましている暇などある訳ありません｣

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凄く中途半端ですが！
お話がいっぱいになったので
続編に以降します！！