赤の癒しの姫 (ページ20)

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Episode18 ページ20

ｰEpisode18ｰ

多々良とアンナはその場から逃げるために
思いっきり走った

それに気付いた尊はAの両親と
多々良たちを追おうとしてる奴らに向かい
炎を放った

A母｢！！あ、あついっ！！！！｣

A父｢っ！！これが…っ王の力なのか！！｣

そしてどこからもと無く
セプター4が入ってきた。

美咲｢！！青服が何の用だ！！！｣

礼司｢総員抜刀。｣

秋山｢秋山抜刀。｣

弁財｢弁財抜刀。｣

セプター4の隊員がどんどん抜刀していき

猿比古｢伏見抜刀。｣

世理｢淡島抜刀。｣

礼司｢宗像抜刀。｣

A母｢！！せ、セプター4が何でここに！！？｣

礼司｢大人しく投降しなさい｣

A父｢くそっ！！！｣

そしてAの両親はセプター4に捕まり
その部下達や下っ端たちもすべて捕まった

Aは多々良の腕の中で気を失っていた
そしてすぐに黄金の王の病院に搬送された

先生｢今は輸血をしています。
命に別状はありません。
ですが…もしかしたら深い傷は
跡が残ってしまうかも知れません
我々も何とかやってみますが…｣

出雲｢…そうですか…ありがとうございます｣

先生｢また明日来てください。
病室は個室804号室です。｣

出雲｢はい、お世話んなります｣

アンナ｢…(人1)は…？｣

出雲は吠舞羅が集まっている所に行き
Aの今の状況。傷が残るかもしれないこと
すべてを伝えた。

出雲｢今日はみんな帰るんや
ほんで、また明日BARに集合で病院行くで｣

アンナ｢…(人1)一人で寝るの？｣

出雲｢今日だけや…｣

出雲はアンナを安心させようと頭をそっと撫でた
尊は何も言わず病院のソファーに腰掛けていた

多々良｢キング…今日は帰ろう？｣

尊｢あぁ…｣

アンナ｢…(人1)｣

みんなぞろぞろと家へ帰って行き
落ち着かない夜を過ごした

病院で寝ているAは
少し苦しそうな顔をして眠っていた

次の日になりBARに集合して
吠舞羅がAの病室に集合した

Aはまだ目を覚ましてはいなかったが
先生によると今日中には目を覚ますとの事だった

アンナはずっとAの手を握りベッドの隣に座っていた
多々良は反対側のベッドに座っていた

他のメンバーは立ってAを見守っていた

アンナ｢…早く…起きて…｣

多々良｢アンナ…｣

アンナがギュッと目を瞑った時
“アンナ…”と呼ばれた気がしてAを見た

A｢……………ん………っ…あん…な｣

Aが目を覚ましたのだ

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