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ー…………
末「さくら、」
ぽん、と叩かれた肩に振り返れば秀ちゃんが私の顔を覗き込む。
末「緊張してる？」
『…ちょっと。』
手が小さく震えるのを見つめていればそっと秀ちゃんが握ってくれる。
末「大丈夫。さくらの気持ち、だろ。」
ス「七瀬さんスタンバイお願いします。」
私は秀ちゃんに小さく頷いてそっと手を離す。
ス「もうお客さん入ってますけど客席からは見えないので安心して上がってください。」
『分かりました。』
スタッフの指示に頷いてステージに向かう。
反対側の袖で待機している他のメンバーが手を振ってくれるから私も手を振り返す。
いつも以上に緊張しているのはなんでだろう。
今回のライブのステージは大きく３つ。
前方にあるメインステージと中央のサブステージ。
そして後方に下がるバックステージ。
去年のWOGと同じようにステージ自体が前後に動くようになっていて曲に合わせてステージの場所を変える構成。
もちろんトロッコもあり、どの席の人にも物理的に近くなる瞬間を作るように工夫している。
オープニングはメインステージ。
真っ暗なステージに上がれば沢山の光に包まれた客席が見える。
ざわざわしたこの空間には色とりどりのペンライトが揺れていて、私たちの登場を待ってくれているファンがいる。
ス「あがります。」
スタッフの合図と同時に私が立っている小さなステージがゆっくり上昇。
丁度スクリーンに被るところで止まる。
絶対に客席にバレないように計算されているとはいってもやっぱり少しドキドキする。
会場には今回のアルバムにも収録したsparkのイントロが流れていて、すでに熱気がすごい。
いつも以上に緊張しているのは、この瞬間ステージに立っているのが1人だからかもしれない。
去年、みつくんの声で始まったライブツアー。
今年は私の声で始まる。
昨日の夜もいつもどおりしんちゃんからはLINEがきた。
本番前に必ずくれるLINEは私の中でお守りみたいな存在になっていて、思い出すだけで安心する。
大丈夫、私は1人じゃない。
ー せっかくならさ、さくらの気持ちちゃんとファンに伝えようよ。
そう言って笑った秀ちゃんを思い出す。
にっしーとのスキャンダルでAAAとしての私を応援してくれるファンは少し減った。
ちあちゃんが良い、6人が良い、と言う人もまだ沢山いる。
それでも、私が今伝えたいこと。
マイクを強く握ると同時に会場の照明が落ちた。
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saku(プロフ) - みゅーさん» あああ！もう嬉しすぎて泣きそうです（；＿；）！（笑）大切に大切に物語を進めていけたら良いなと思います！これからもどうぞよろしくお願いします！ (2018年6月18日 22時) (
レス) id: 1e377d8f5f (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - ゆきだるまさん» 嬉しすぎるコメントありがとうございます（；＿；）！いちゃいちゃはAAAの世界観を壊すのが怖くて書けていませんが私自身もいつか挑戦してみたいと思ってます！その時はよろしくお願いします！！ (2018年6月18日 22時) (レス) id: 1e377d8f5f (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - なるさん» 第9章公開しました！ぜひそちらもよろしくお願いいたします！！ (2018年6月18日 22時) (レス) id: 1e377d8f5f (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - このお話が大好きすぎてほんとに終わってほしくないです！！！！なので、無理に終わらせようとしないでください！！！このお話なくなったら楽しみなくなります。。（ ; ; ） これからも楽しみにしてますので更新遅くなってもいいので頑張ってください！！！ (2018年6月13日 21時) (レス) id: 63a45c8bf9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきだるま(プロフ) - だらだら続いていっても全然いいです！むしろ完結してしまうほうが寂しい(´；Д；`)もしも七瀬ちゃんが誰かとくっつくのだたっら結婚とかイチャイチャも書いてほしい！ (2018年6月13日 16時) (レス) id: 0c124f51b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：saku | 作成日時：2018年4月14日 1時
