349(shuta) ページ18
○shuta said
あ「…私は要らないんじゃないかなって思った。」
宇「変なこと言わないで！」
さくらの言葉に心臓が嫌な音を立てる。
それと同時に立ち上がった宇野ちゃんが怒鳴る。
久し振りに聞いた、宇野ちゃんの大きな声。
驚いて見上げれば目には涙が溜まっていて。
ー 6人で出るなら意味ないです。断ってください。
社長からさくらの回復を待つより6人ででも歌番組に出た方がライブの宣伝になる、と言われた時誰よりも早くそう答えた宇野ちゃん。
決まっていた仕事なら仕方ない。
だけど、さくらが出られない時にAAAとしての仕事を受けるのは違う。
そうはっきり言う宇野ちゃんを見て確信したんだ。
今の俺たちには、さくらが必要だ。
あ「うん、ごめん。だけど思っちゃったの。」
西「…さくら、俺はそういうつもりで言ったわけじゃないよ。」
あ「分かってる。私が弱いからそういう考えになっちゃっただけ。」
さくらが俺たちをみて小さく息を吐く。
あ「だけどこの間ちあちゃんに会って目が覚めたの。」
宇「…千晃？」
あ「そう。返して欲しいって言われた。」
さくらの言葉に千晃の姿が思い浮かぶ。
あ「AAAに入ったこと、後悔してるならその場所私に返してって。」
さくらの気持ちを分かっててわざとそんなことを言ったんだろう。
誰よりも優しくて気が利いて、人の気持ちに敏感な千晃。
だけどもしかしたら、
ほんの少しだけ、
本音も入ってたんじゃないかって思う。
あ「…嫌だって思ったの。ここは私の場所で、赤色は私の色で、みんなと一緒に歌って踊るのは私じゃなきゃ嫌だ。誰にも、ちあちゃんにだって渡せない。私はAAAとして生きていきたい。」
宇野ちゃんがさくらの近くに行って肩を抱く。
涙を堪えながら、さくらはまっすぐ俺たちを見る。
あ「にっしーに言われて気がついた。AAAとして生きていくためにまずはしっかりしなきゃいけない。大切なことを2度と見失っちゃいけないって。」
西島がさくらを見て小さく頷く。
あ「私頑張るから。ちゃんと、考えながら頑張る。だからこれからもよろしくお願いします。」
末『…当たり前だろ？改まって何言ってんの？』
西「辞めたいって言われんのかと思ってびっくりした…良かった…」
與「甘えんの下手すぎてびっくりするわ。」
日「一緒に頑張ろう。ライブはすぐそこよ？」
浦「きつい時は頼ってください。頑張りすぎは禁止です。」
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saku(プロフ) - みゅーさん» あああ！もう嬉しすぎて泣きそうです（；＿；）！（笑）大切に大切に物語を進めていけたら良いなと思います！これからもどうぞよろしくお願いします！ (2018年6月18日 22時) (
レス) id: 1e377d8f5f (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - ゆきだるまさん» 嬉しすぎるコメントありがとうございます（；＿；）！いちゃいちゃはAAAの世界観を壊すのが怖くて書けていませんが私自身もいつか挑戦してみたいと思ってます！その時はよろしくお願いします！！ (2018年6月18日 22時) (レス) id: 1e377d8f5f (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - なるさん» 第9章公開しました！ぜひそちらもよろしくお願いいたします！！ (2018年6月18日 22時) (レス) id: 1e377d8f5f (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - このお話が大好きすぎてほんとに終わってほしくないです！！！！なので、無理に終わらせようとしないでください！！！このお話なくなったら楽しみなくなります。。（ ; ; ） これからも楽しみにしてますので更新遅くなってもいいので頑張ってください！！！ (2018年6月13日 21時) (レス) id: 63a45c8bf9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきだるま(プロフ) - だらだら続いていっても全然いいです！むしろ完結してしまうほうが寂しい(´；Д；`)もしも七瀬ちゃんが誰かとくっつくのだたっら結婚とかイチャイチャも書いてほしい！ (2018年6月13日 16時) (レス) id: 0c124f51b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：saku | 作成日時：2018年4月14日 1時
