243(atae) ページ8
○atae said
本当はもっとゆっくりで良いはずなのに。
11年の差を埋めることに必死のさくらが色んなことを犠牲にしている姿を見るのは苦しい。
まだ1年。たった1年なんだから。
司「七瀬さんはドラマは初めてなんだって？」
あ「そうなんです。私は普段AAAっていうグループで音楽活動をさせてもらっているのでお芝居は初挑戦でした。」
司「AAAってあれだよね、去年1人卒業して…」
あ「そうです。その後の追加メンバー募集オーディションに合格して去年から活動させてもらってます。」
司「あ、じゃあ芸能活動も最近始めたばっかなんだ？！」
あ「そうですね、まだ1年くらいです。」
テレビの中で落ち着いた様子でトークするさくら。
宇「今放送されてるってことは撮ったの年末だよね。毎日NYPの練習しながらドラマ撮影しながらこんなのもやってたんだ…」
與『知らんやったな。』
毎日一緒にいたのに。
ペアダンスの練習してた分、一緒にいた時間は長かったはずなのに。
そんなこと、一言も聞いてなかった。
初めてのバラエティ、クイズ番組。
今までやったことがない仕事。
いつもなら俺たちメンバーに助言を求めるはずなのに。
ふと、ドラマが決まった時のさくらの様子を思い出す。
不安そうになんども私なんかが、を繰り返すさくらに俺は正直苛々した。
なんでもっと自信を持たないんだろう。
さくらはさくらの力で確実に成長しているのに、なんで自分の力を認めないんだろう。
その苛立ちが口調に出たと思う。
ー さくらもそろそろ1人で立てるようにならなついてこられへんくなるで。
俺の言葉にびっくりしたような顔をしたさくらのことを思い出す。
その後も普通に仲良くお好み焼きを食べたし、
NYPの練習も、本番前には色々あったけどそれでも終わってしまえば今までどおりで。
何の変化もないさくらの様子と忙しすぎる毎日に自分の言った言葉なんてすっかり忘れていた。
もしかしたら、
與『…俺のせい？』
宇「え？」
怪訝そうな顔をする宇野ちゃん。
もしかしたら俺、さくらを変な方向に頑張らせてるのかも。
與『んや…とりあえず新年会で色々聞いてやらなあかんな。』
宇「明後日だね、楽しみ。」
何年振りかに開催されるメンバーでの新年会。
みちゃこの提案で実現したけど本当は俺も凄くしたいと思ってた。
それが形になって嬉しい。
少し痛みのある右足を軽く動かす。
早くまたみんなで踊りたい。
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saku(プロフ) - カワウソさん» 泣きたくなるくらい嬉しいコメント本当にありがとうございます（；＿；）嬉しくてそのコメントを何回も読みました（笑）これからも届虹をよろしくお願いします（；＿；）！！ (2018年2月27日 9時) (
レス) id: 7bf4716d7e (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - カワウソさん» 更新が不定期になってしまって申し訳ないです（；＿；）早く続き公開できるように頑張ります！もう少しお待ちください（；＿；） (2018年2月27日 9時) (レス) id: 7bf4716d7e (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - Mioriさん» 返信かなり遅くなりましてすみません（；＿；）こちらこそコメントありがとうございます！7章もよろしくお願いします（；＿；）！！ (2018年2月27日 9時) (レス) id: 7bf4716d7e (このIDを非表示/違反報告)
カワウソ(プロフ) - 全然飽きません！何回も1から読み直しています！笑 まだまだ完結は先かもと仰っていましたが、まだまだ続いてほしいのが本音です笑 更新頑張ってください！ (2018年2月26日 23時) (レス) id: ce39b06bba (このIDを非表示/違反報告)
HWJ98yGIRs5Srag(プロフ) - 続きが見たいです (2018年2月20日 23時) (レス) id: a4a7a47dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：saku | 作成日時：2018年1月27日 11時
