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ー………
末「俺たちがそういうの考えて教えてやんなきゃいけなかったのに。ごめん。」
いつもみたいにくしゃっと顔を崩して笑う秀ちゃん。
だけど、いつもと何かが違う。
その何か、が分かりそうで分からない。
末「今でこそ俺たちメンバー内の絡みはファン公認みたいなとこあるけど。最初の頃は酷くて。特に宇野と西島。」
知ってる？と笑う秀ちゃんに頷く。
たかうの、の愛称でこのコンビのファンもいるくらいAAAの中でなくてはならない存在の2人。
だけど最初からメインだったからこそ、それぞれ個人のファンも多くて。
特ににっしーは断トツの人気だったからそのにっしーとの絡みの多かった宇野ちゃんは本当に酷い言葉で沢山叩かれてた。
今思い出しても胸が苦しくなるくらい、本当に酷かった。
末「その2人がここまで認められるまで10年近くかかったんだもんな。さくらのことを直接見ることなんて年に何回かしかないファンのみんなにちゃんと伝わるのは時間かかるって、俺が言ったのにな。」
『そうだね。』
末「時間かけて作ってこ。」
秀ちゃんの言葉に曖昧に頷いて。
でも頭の中にある考えは消えなくて。
秀ちゃんの言ってることは分かる。
私もそうだと思う。
…だけど。
きっとそんなに時間はない。
これから10年、続けていけたらもちろんそれは幸せなことだけど。
11年も後から入った私がそこまで認めてもらおう、なんでやっぱりおこがましい。
ファンのみんなもちあちゃんの代わりで入った私にそこまでは求めてないんだ。
末「…さくら？」
『ん？』
私の顔を覗き込む秀ちゃんが心配そうに私の頭に触れる。
末「大丈夫？」
『うん。大丈夫。』
写真を撮られた。
たったそれだけのことでこんなに不安定になる自分が嫌だった。
末「変な風に考えんなよ。大丈夫だから。」
『ありがとう。心配かけてごめん。…あと秀ちゃん、１つお願いがあるんだけど。』
末「ん、どした。」
秀ちゃんの目をまっすぐみて。
心の中で決めたことを始めて言葉にする。
『クリスマスの日、私が言ったこと忘れて欲しい。』
末「…言ったことって？」
秀ちゃんの声が少し震えてる気がして何故か少し泣きそうになる。
『好きなんて、勘違いだった。』
末「…そっか。」
笑う私と傷ついた顔をする秀ちゃん。
『メンバー内で恋愛なんて、私絶対にしない。』
この日の私の決意は、誰のためだったんだろう。
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saku(プロフ) - カワウソさん» 泣きたくなるくらい嬉しいコメント本当にありがとうございます（；＿；）嬉しくてそのコメントを何回も読みました（笑）これからも届虹をよろしくお願いします（；＿；）！！ (2018年2月27日 9時) (
レス) id: 7bf4716d7e (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - カワウソさん» 更新が不定期になってしまって申し訳ないです（；＿；）早く続き公開できるように頑張ります！もう少しお待ちください（；＿；） (2018年2月27日 9時) (レス) id: 7bf4716d7e (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - Mioriさん» 返信かなり遅くなりましてすみません（；＿；）こちらこそコメントありがとうございます！7章もよろしくお願いします（；＿；）！！ (2018年2月27日 9時) (レス) id: 7bf4716d7e (このIDを非表示/違反報告)
カワウソ(プロフ) - 全然飽きません！何回も1から読み直しています！笑 まだまだ完結は先かもと仰っていましたが、まだまだ続いてほしいのが本音です笑 更新頑張ってください！ (2018年2月26日 23時) (レス) id: ce39b06bba (このIDを非表示/違反報告)
HWJ98yGIRs5Srag(プロフ) - 続きが見たいです (2018年2月20日 23時) (レス) id: a4a7a47dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：saku | 作成日時：2018年1月27日 11時
