268(hidaka) ページ33
○hidaka said
特に秀太とは今まで全くしたことがなくて。
どんな人がタイプなのか、も知らない。
末「うえー、やだ気持ち悪い。」
日『好きなんだろ？』
末「んー、んー、うん。」
日『なに、その歯切れの悪さ。』
俺の言葉に秀太が困った顔をする。
末「覚えてる？何周年の時だっけ。ファンクラブイベントでさ、なんか質問にAとBで分かれるやつしたじゃん。」
日『なんだそれ？』
末「あの時は確か西島が司会でさ。そんとき完全に脈なしの時どうするかって質問で。」
日『あー、なんかあったかも。』
末「その時俺さ、そんなの関係なく行くって言ったんだよ。ほんとに好きなら行くよねって話じゃんって。」
日『うわ、末吉君いけめーん。』
秀太が笑いながら顔を上げる。
末「でも今回は話が別じゃん。」
日高には勝てねー、と笑いながら言う秀太。
ぐっとビールを飲み干しておかわりを頼む。
日『…なんで？俺には敵わないから？』
末「メンバーだから。」
俺の軽い冗談に
間をおかず返ってきた答え。
末「俺さ、綺麗事抜きで自分の幸せなんか犠牲にしてでも幸せになってほしいって思うのメンバーだけなんだよね。やっぱ俺にお前らは特別すぎて。」
さくらちゃんが俺のことを好きかもしれない。
それにはうすうす気づいてた。
俺のちょっかいにいちいち返ってくる大きな反応。
突然聞かれた好きな人のこと。
…クリスマスの時の態度。
だけどそれは急に縮まった距離感からの憧れであってほしい。
一時の気の迷いであってほしい、と。
俺は本気で思ってる。
日『俺別にさくらちゃんのこと好きじゃないけど？』
末「あー、うん。違くて。」
日『なにが？』
末「メンバーだからってのはお前のことじゃなくてさくらのことね。さくらはメンバーだから。好きな人いんなら応援したくなるじゃん。」
秀太が本当は誰よりも心が優しいことを俺は知っている。
みんなが誰かをいじったりからかったりした時最初にフォローを入れるのは大体秀太。
ライブやテレビでは話していないメンバーや画面に映っていないメンバーがいないか常に気にして。
優しさの塊みたいな人。
日『…俺の幸せは。』
末「もちろん祈ってますけど。」
日『俺の好きな人さくらちゃんじゃないんだけど？』
末「長谷川ちゃん？」
秀太から聞くあいつの名前に少しだけ胸が鳴る。
何も言わずにビールジョッキに口をつければ秀太が軽く笑う。
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saku(プロフ) - カワウソさん» 泣きたくなるくらい嬉しいコメント本当にありがとうございます（；＿；）嬉しくてそのコメントを何回も読みました（笑）これからも届虹をよろしくお願いします（；＿；）！！ (2018年2月27日 9時) (
レス) id: 7bf4716d7e (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - カワウソさん» 更新が不定期になってしまって申し訳ないです（；＿；）早く続き公開できるように頑張ります！もう少しお待ちください（；＿；） (2018年2月27日 9時) (レス) id: 7bf4716d7e (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - Mioriさん» 返信かなり遅くなりましてすみません（；＿；）こちらこそコメントありがとうございます！7章もよろしくお願いします（；＿；）！！ (2018年2月27日 9時) (レス) id: 7bf4716d7e (このIDを非表示/違反報告)
カワウソ(プロフ) - 全然飽きません！何回も1から読み直しています！笑 まだまだ完結は先かもと仰っていましたが、まだまだ続いてほしいのが本音です笑 更新頑張ってください！ (2018年2月26日 23時) (レス) id: ce39b06bba (このIDを非表示/違反報告)
HWJ98yGIRs5Srag(プロフ) - 続きが見たいです (2018年2月20日 23時) (レス) id: a4a7a47dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：saku | 作成日時：2018年1月27日 11時
