届かない虹 VI

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與「俺は月1で会える芸能人を目指してましてー。」

浦「でた。前言ってたやつね。」

與「この中で誰よりもファンのみんなと近い距離で沢山会う、っていうのが俺のソロ活動の本質やな。」

『しんちゃんトークショー多いもんね。』

與「才能溢れる素晴らしいメンバーに囲まれたAAAで俺なんかを好きって言ってくれるみんなに。グループの時にはできない距離感で会える場を作るっていうのを俺は大事にしたいと思ってる。」

日「しんちゃんも才能に溢れてるよ？」


みつくんの言葉にしんちゃんが小さく笑う。


與「與真司郎として歌やダンスももっともっと形にして行くつもりやけど、今の俺にとってはトークショーもかなり大切やなあ。」

浦「確かにソロ活動としては断トツ真司郎が1番近い距離でファンのみんなと会ってるよね。」

『ツーショットとかね、凄いよね。』

末「普通やんないよねー、ドームツアーしてるアーティストがさ、そんな距離感のイベント。」

與「どんだけ俺たちが大きなステージに立てるようになってもファンのみんなに遠くなったって感じさせないなにか、を作るのが俺のソロ活動の目標やな。」


しんちゃんが照れたように笑ってはい次！と話を振る。


宇「えー、私はですね、この度ソロシングルを出させて頂きましてー、」

『おめでとう宇野ちゃん！！』

浦「宇野ちゃんが1番遅いとは思わなかったね。」

西「ね。」

宇「来月にはリリースイベントも控えておりましてぇ、まあ色々考えています。」

與「おりましてぇ。」

日「ははっ」


真似をするしんちゃんにみつくんが笑って、その2人を軽く睨む宇野ちゃん。

ライブでよく見るような絡み。

それがやっぱりメンバーだけの時も自然に出るAAA。


素敵な関係性に胸が暖かくなる。


宇「ずっとみんなと一緒に歌ってきたから少し寂しい気もするけど、宇野実彩子個人としてできることも沢山していきたいな、と、思うわけですよ。」

西「思うわけですか。」

宇「ですよ。」


てことで曲聞いてねー、と笑う宇野ちゃんにもちろん！と大きく頷く。

宇野ちゃんらしい丁寧で綺麗な言葉が沢山並んだ曲。

毎日聴いてるくらいお気に入り。



日「僕は音楽で世界平和を目指します」

西「ぶっ」

宇「は？！ちょ、にっしー汚い！」

西「いや、日高がいきなりすげえカッコ良いこと言うからびっくりして」

浦「いつものことじゃん。」

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