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ー…………
状況を理解したように、みつ君が小さく息を吐く。
日「なるほど…鉢合わせちゃった感じかー…」
『うん、その、手帳がすぐにいるから取ってほしいって言われて勝手に渡した…』
日「あー、うん。大丈夫、あれあいつの手帳だから。」
ありがとう、と笑うみつ君の顔をは明らかに動揺していて。
胸がチクリと痛む。
長「あー…すみません。邪魔しました、よね。」
私を見て何かに傷ついたような顔をした長谷川さんはすぐにいつも通りの顔を作って私を見た。
ちらりと玄関の靴を確認したのが目の動きで分かる。
言わなきゃ、
メンバーで新年会するんですって、
2人っきりじゃないんですって。
分かってるのに何故か声がでなくて、
私は黙って長谷川さんを見つめていた。
長「光啓は…シャワーですか？」
シャワー音に気づいたのか長谷川さんがお風呂場を見つめる。
『…あの、』
長「リビングに黄色の手帳があると思うんですけど取ってもらえます？急ぎで必要なもので、すみません。」
長谷川さんが私に軽く頭を下げる。
どうしたら良いか分からなくてとりあえずリビングに戻って手帳を探す。
テーブルの端に綺麗に置かれた手帳。
レモン色の手帳を見てみつ君の色だなってぼんやり考えた。
手帳を手に持って玄関に戻れば私を見た長谷川さんが軽く微笑む。
長「すみません、ありがとうございます。」
『あの、これは、』
説明しなきゃいけない。
どんな関係なのか詳しいことは分からないけど、それでもお互いがお互いを特別に思ってることはわかる。
誤解を、解かなきゃいけない。
そう思ったのは本当。
だけど少しだけ。
ほんの少しだけ、黒い気持ちがあったのも事実。
なんで長谷川さんの手帳がみつ君の部屋にあるの？
カードキーがなきゃ上がってこれないみつくんの部屋に当たり前みたいにこれるのはなんで？
…付き合ってないんでしょ？
長「大丈夫です。私仕事柄、口は堅いんで。」
そう言って口元に手を当てて小さく笑う。
その長谷川さんの笑顔に罪悪感が膨らむ。
長「昨日はたまたま雑誌のインタビューのあとに光啓と何人かで呑んでて。珍しく光啓が酔ってたから私ともう1人で光啓を部屋まで運んだんです。その時手帳を落としたみたいで、」
私はなんて言えば良いのか分からず曖昧に頷く。
長「だから、そういうのじゃないんで。嫌な気持ちにさせましたよね、ごめんなさい。」
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saku(プロフ) - カワウソさん» 泣きたくなるくらい嬉しいコメント本当にありがとうございます（；＿；）嬉しくてそのコメントを何回も読みました（笑）これからも届虹をよろしくお願いします（；＿；）！！ (2018年2月27日 9時) (
レス) id: 7bf4716d7e (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - カワウソさん» 更新が不定期になってしまって申し訳ないです（；＿；）早く続き公開できるように頑張ります！もう少しお待ちください（；＿；） (2018年2月27日 9時) (レス) id: 7bf4716d7e (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - Mioriさん» 返信かなり遅くなりましてすみません（；＿；）こちらこそコメントありがとうございます！7章もよろしくお願いします（；＿；）！！ (2018年2月27日 9時) (レス) id: 7bf4716d7e (このIDを非表示/違反報告)
カワウソ(プロフ) - 全然飽きません！何回も1から読み直しています！笑 まだまだ完結は先かもと仰っていましたが、まだまだ続いてほしいのが本音です笑 更新頑張ってください！ (2018年2月26日 23時) (レス) id: ce39b06bba (このIDを非表示/違反報告)
HWJ98yGIRs5Srag(プロフ) - 続きが見たいです (2018年2月20日 23時) (レス) id: a4a7a47dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：saku | 作成日時：2018年1月27日 11時
