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ー……………
末「さくら、話があるんだけど。」
『…話って？』
インタビューが終われば長かった今日の仕事も全てお終い。
みんなで控え室に移動して荷物を片付けていれば秀ちゃんが不意にそんなことを言う。
話がある。
その言葉につい身構えてしまう。
このままにしとくのは良くない。
中途半端なままじゃ秀ちゃんを傷つける。
分かってるのにこのまま答えを出したくない。
ぬるくて柔らかくて心地よい、この距離感を手放したくない。
そんな卑怯で、ずるいことを考えてしまう。
末「仕事の話。向こうでマネージャーも待ってる。」
『仕事か。』
思わず安心したように漏れた私の声に、一瞬傷ついた顔をした秀ちゃんが誰にも聞こえないような小さな声でつぶやく。
末「なんだよそれ。傷つくなあ。」
『秀ちゃん、』
末「行こう。」
だけど何もなかったように笑って、私の腕を掴む秀ちゃん。
その温かい手の温もりになんとなくほっとする。
浦「先帰っとくね。おつかれ。」
宇「お疲れ様ー。」
メンバーの言葉に手を振るために振り返ればしんちゃんの鋭い目と視線が絡まる。
なんだか、全て見透かされてるみたいで心臓が痛い。
『…コラボ？』
末「そ。ソロ名義で。」
秀ちゃんに連れられて入った部屋にはすでにお互いのマネージャーが待機していて。
机の上には沢山の資料。
マ(末)「次のSS名義のシングル曲、カップリングに女性歌手とのコラボ曲を企画してます。すれ違う男女の恋愛を描いた曲なんですけど七瀬ちゃんにぴったりだと思って。」
マ(七)「確かに、話題性もありますしね。今後七瀬ちゃんがソロデビューってなった時のためにも良いかもしれませんね。」
『ソロデビュー、』
口をついてでる、現実味のない言葉。
AAAの七瀬さくらじゃなくて、
AAAの末吉秀太じゃなくて、
私と、shuta sueyoshi で曲を作る。
なんて、魅力的で素敵な話。
末「ど？俺この曲聴いた瞬間さくらしかいねーって思った。一緒にやりたいんだけど。」
いつものように笑う秀ちゃん。
そんな風に言ってもらえて光栄だ。
こんな幸せない。
だけど、
『…ごめんなさい。今、歌の仕事は受けれない。』
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ましゅ(プロフ) - おかえりなさい、であっているのか分かりませんが待ってました。本当にこうやってまたsakuさんの執筆されるのが読めると思うとワクワクです。これからもsakuさんのペースで更新していってください。 (2019年8月6日 22時) (
レス) id: eadb1e86ec (このIDを非表示/違反報告)
rano(プロフ) - sakuさんのペースでこれからも頑張ってください！！ (2019年5月22日 23時) (レス) id: 84b15d4196 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 初めまして。毎日来てはいちから読み直してます！いつも感動させられてます！更新楽しみにしてます！ (2019年4月3日 19時) (レス) id: 7a71984a73 (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - さなっちさん» わ〜〜！！気づきませんでしたありがとうございます！修正しました（ ; ; ）頑張りますので完結まだぜひお付き合いください〜〜！更新遅くて本当にごめんなさい！！！ (2019年3月28日 7時) (レス) id: 62025c77a8 (このIDを非表示/違反報告)
さなっち - はじめまして。 この小説、とても共感しました。 お話の番号が395から369になっていましたが大丈夫ですか？ 続きが、すご〜〜〜〜〜く気になります。sakuさん、頑張ってください！応援してます。 (2019年3月25日 22時) (レス) id: c90a3cc57a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：saku | 作成日時：2018年6月18日 20時
