402(shuta) ページ14
○shuta said
ー すっげー好き。
思わず溢れた言葉と、
唇に確かに感じた温もり。
触れる前に目を閉じたこと。
離れる時照れたように笑ったこと。
少しだけ、期待しても良いんだろうか。
末『…バレたら宇野ちゃんに殺されるだろうな。』
浦「ん？何？」
末『なんでも。』
ため息をつきながら小さくこぼせば、直也くんが怪訝そうに俺を見る。
ホテルの大きな部屋を借りてスタッフさん全員と集まって、福岡初日の打ち上げとさくらの誕生日会。
色んなスタッフに囲まれて写真を撮っているさくらは向こうで楽しそうに笑っている。
それを眺めながら、俺は昨日のことを思い返す。
何も話さず、当たり前のようにおやすみと笑って部屋を出た。
その先、を願うのはまだ早い。
だけどやっぱり考えてしまう。
少しずつ、想いは繋がってるんじゃないかって。
期待してしまう。
宇「秀太ー！」
ケーキの前から宇野ちゃんが俺を呼ぶ。
浦「おれは？」
宇「あ、リーダーも。」
けらけら笑いながらケーキに近づけばスタッフさんと写真を撮り終わったらしいさくらが近づいてきて、
あ「みんな本当に本当にありがとう！」
がばっと宇野ちゃんに抱きつきながら嬉しそうに笑う。
顔が少し赤いのはお酒が入ってるからだろう。
末『さくら酔ってるだろ。』
あ「酔ってないよー。」
宇「写真とろ、写真！」
西「おー、集合写真！」
ケーキの前で騒いでいれば西島達も集まってきて、メンバーで集合写真を撮ることに。
さくらを中心にみんなで並べば、さくらは相変わらず照れたように笑う。
あ「すごい、」
日「何が？」
あ「ただのファンだった頃、誰かの誕生日にメンバーみんなで撮った写真がSNSに上がるのが凄く楽しみだったの。仲の良さが伝わって本当に素敵なグループだなあって。」
與「やっぱそうなんやなあ。」
あ「そうだよ。だから今、この中心に入れることが凄くって信じられない。」
ありがとう、と何回も繰り返すさくらを愛おしそうに眺めるメンバー達。
ぐっと顔をひっつけてさくらよりも嬉しそうに笑う宇野ちゃん。
自然と起こる拍手は沢山のスタッフから。
日「本当におめでとう。」
浦「さくらちゃんがここに居てくれて俺たちは幸せ者だよ。」
宇「おめでとうー！だいすきー！」
あ「辞めて、また泣いちゃう。」
隣から頭をぽんぽんっと叩けば、涙を堪えるさくらが困ったように下を向く。
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ましゅ(プロフ) - おかえりなさい、であっているのか分かりませんが待ってました。本当にこうやってまたsakuさんの執筆されるのが読めると思うとワクワクです。これからもsakuさんのペースで更新していってください。 (2019年8月6日 22時) (
レス) id: eadb1e86ec (このIDを非表示/違反報告)
rano(プロフ) - sakuさんのペースでこれからも頑張ってください！！ (2019年5月22日 23時) (レス) id: 84b15d4196 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 初めまして。毎日来てはいちから読み直してます！いつも感動させられてます！更新楽しみにしてます！ (2019年4月3日 19時) (レス) id: 7a71984a73 (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - さなっちさん» わ〜〜！！気づきませんでしたありがとうございます！修正しました（ ; ; ）頑張りますので完結まだぜひお付き合いください〜〜！更新遅くて本当にごめんなさい！！！ (2019年3月28日 7時) (レス) id: 62025c77a8 (このIDを非表示/違反報告)
さなっち - はじめまして。 この小説、とても共感しました。 お話の番号が395から369になっていましたが大丈夫ですか？ 続きが、すご〜〜〜〜〜く気になります。sakuさん、頑張ってください！応援してます。 (2019年3月25日 22時) (レス) id: c90a3cc57a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：saku | 作成日時：2018年6月18日 20時
