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ー……………
ス「もっとぐっと寄って下さい。」
スタッフさんの言葉で両端の距離が縮まる。
しんちゃんの体温がぐっと近くなって少し照れて笑ってしまう。
はじめての表紙。
AAAは何度も何度も雑誌の表紙を飾ってるし、その度に私は本屋に走って、棚に大切に飾ってた。
AAAが表紙を飾るとその雑誌は飛ぶように荒れるのも、このグループの人気を表している。
本当に、すごいグループ。
そんなみんなと並んで雑誌の表紙を飾る。
宇野ちゃんはモデルの仕事も沢山こなしてるけど、私にはなかなかそんな仕事はこない。
スタイルも良くないし可愛くないしそれは仕方ないんだけど。
ビジュアルもAAAの良さの１つだから。
やっぱり追いつきたいし可愛くなりたい。
ス「真顔も欲しいかも。真剣な表情でまっすぐ前見て。」
カメラマンさんからの指示でころころ変える表情。
フラッシュとともに何回も切られるシャッター。
少しずつポーズを変えながらまっすぐカメラを見つめる。
ス「んー、並び変えてみようか。與君と末吉君交代して。宇野ちゃんセンターこよう。」
隣にいたしんちゃんに変わって秀ちゃんが私の肩に寄りかかるように手を添える。
近いその距離に思わず心臓が音を立てる。
…しんちゃんには感じなかった感情。
私の肩に回った秀ちゃんの腕に手を添えれば、きゅっと一瞬握り返される。
『なっ、』
ス「ん？七瀬ちゃんどうかした？」
『なんでもないです！！』
慌てて首を振って秀ちゃんを睨めば楽しそうに笑う。
モノトーンカラーで統一された衣装。
大人っぽいAAA、がテーマの撮影。
だけど私は苦戦していて、
西「……さくらやる気ある？」
與「色気出さなあかんのよ？分かる？色気。」
『煩い！向こう行ってよ！』
1人ずつの撮影。
しゃかしゃかと撮影を終えたみんなが私の撮影の目の前に座ってちゃちゃを入れてくる。
日「色気…はないねえ。」
宇「可愛い可愛い。」
浦「大丈夫！大丈夫だからさくらちゃん！」
みんなが好き勝手言ってくる中秀ちゃんだけは何も言わずじっと私を見ていて、
逆にそれが緊張したりしなかったり。
ス「んー、視線外してみようか。髪かきあげる感じで。」
與「さくらは本当に写真の撮影苦手やなあ。」
日「ビデオだとそんなことないのにね。」
冷ややかな目で私を見るしんちゃんを睨んでもう一度カメラに向き直る。
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ましゅ(プロフ) - おかえりなさい、であっているのか分かりませんが待ってました。本当にこうやってまたsakuさんの執筆されるのが読めると思うとワクワクです。これからもsakuさんのペースで更新していってください。 (2019年8月6日 22時) (
レス) id: eadb1e86ec (このIDを非表示/違反報告)
rano(プロフ) - sakuさんのペースでこれからも頑張ってください！！ (2019年5月22日 23時) (レス) id: 84b15d4196 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 初めまして。毎日来てはいちから読み直してます！いつも感動させられてます！更新楽しみにしてます！ (2019年4月3日 19時) (レス) id: 7a71984a73 (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - さなっちさん» わ〜〜！！気づきませんでしたありがとうございます！修正しました（ ; ; ）頑張りますので完結まだぜひお付き合いください〜〜！更新遅くて本当にごめんなさい！！！ (2019年3月28日 7時) (レス) id: 62025c77a8 (このIDを非表示/違反報告)
さなっち - はじめまして。 この小説、とても共感しました。 お話の番号が395から369になっていましたが大丈夫ですか？ 続きが、すご〜〜〜〜〜く気になります。sakuさん、頑張ってください！応援してます。 (2019年3月25日 22時) (レス) id: c90a3cc57a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：saku | 作成日時：2018年6月18日 20時
