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日「秀太?」


『あの…』


沈黙に耐えきれなくなり口を開くと、末吉さんがあからさまに大きくため息をつく。


末「赤じゃなきゃだめなの?」


『…え?』


末「赤は千晃の色。俺らだってファンだってそう思ってる。それを新しく出てきたあんたが、」


浦「秀太。」


末吉さんの言葉を浦田さんが止まる。


浦「メンバーカラーは社長と千晃が話し合って決まったことだから。さくらちゃんに言っても仕方ないだろ。」


末「…。」


末吉さんが私を軽く睨んで視線をそらす。


確かに私は最終選考でちあちゃんに赤を引き継ぐ覚悟を聞かれたし、あとから社長と話した時もメンバーカラーは赤でって言われた。


だけど、私が赤を希望したわけじゃないし、むしろほかの色になると思ってた。


そんな風に、思われてるんだ…。


日「おい秀太!挨拶しろって!」


日高さんの言葉を無視して末吉さんが部屋から出て行く。


宇「ごめんね。その…千晃が抜けてからまだちょっとばたばたしてて。」


宇野さんの言葉に慌てて首を振る。


『そんな…!全然!宇野さんが謝ることじゃ、』


宇「何その呼び方!堅苦しいよ。宇野ちゃんって呼んで?」


私呼び捨てしても良い?と笑う宇野ちゃんに顔が赤くなる。


『はい!』


西「苗字にさん付は全員禁止ね。今日からメンバーなんだから。」


浦「今日からきついことばっかりだと思う。ファンのみんなに認めてもらうためにも、さくらちゃんには俺たちと同じとこまで早く上がってきてもらわないと。そこら辺は厳しく行くつもりだけどついてきてね。」


『分かりました。』


與「まあ、俺たちが信用してるスタッフと千晃が合格出したんやから大丈夫やろ。」


みんなの笑顔に囲まれて嬉しい気持ちと、出て言った末吉さんの顔が頭から離れず不安なきもち。


それでも、憧れだったみんなと同じ空間に立ってる。自分で選んでここに来たんだから、死ぬ気で頑張ろう。




この時の私はこれからのきつさなんてなに1つ分かってなかった。


赤色を引き継ぐ意味を、なに1つ理解してなかったんだ ー … 。

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nao - sakuさん» すばやい対応ありがとうございます!返信も頂けて嬉しいです(*ノ▽ノ) (2018年3月1日 12時) (レス) id: 61725516a7 (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - naoさん» コメントありがとうございます(;_;)対応遅くなりまして申し訳ありません!修正しました!ご指摘本当にありがとうございます(;_;)!!!これからもよろしくお願いします(;_;) (2018年3月1日 8時) (レス) id: 7bf4716d7e (このIDを非表示/違反報告)
nao - 楽しくて何度も読み返しています!No.45、46のページが一部ですが名前変換されないため、もし出来るなら確認していただきたいです。これからも楽しみにしてます! (2018年2月28日 2時) (レス) id: 61725516a7 (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - あゆさん» コメントありがとうございます!更新まばらになっててもどかしい思いさせてしまうこともあると思うんですけどなるべく毎日更新したいなって思っているので続編もぜひのぞいてください! (2017年11月18日 10時) (レス) id: 7195a09c85 (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - ao.aoさん» コメントありがとうございます!応援したくなるって言われて本当に本当に本当に嬉しいです!届かない虹IIではもっとメンバーの良さを出していけたら良いなと思っているのでまた覗きに来てください! (2017年11月18日 10時) (レス) id: 7195a09c85 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:saku | 作成日時:2017年11月8日 16時

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