Ruby キミの涙～初恋と宝石～Ⅴ3章 (ページ42)

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凄い大切な深い告白(風歌)1 ページ42

英汰「違うよ。風歌ちゃん。こんな風にさ、これからは…… これからも想いの丈を打ち明け合って。相手が苦しみ。悲しみの中にいる時は、少しでも軽くなる様に半分コにしてさ、助けて支えて。嬉しい事。楽しい事があった時は共有して二に倍してさ。頑張って行こうよ! って事!」

　風歌「ええ。苦しみ悲しみ半分コ。嬉しい楽しいは二倍にしましょうね」

　うーん……手強い鈍感ちゃんですね

　ていうか……風歌ちゃんが凄い緊張感漂わせてんの

　風歌「あのね……英汰さんが何でも話してもいいよ。って言ってくれたから……色んな事が起こり過ぎて自分だけでは心の整理が付かなくて……栄上家のおじいちゃんとおばあちゃんから、私が生まれた時の事を謝罪したいってお手紙が届いたの……」

　風歌ちゃんにそんな事が起きてたんだ……

　風歌「３日前にウチにいらっしゃって……』
　──
　-回想-

　倫里『子供が出来ました。結婚を許して下さい』

　風歌歌『よろしくお願いします』

『倫里……お前は……栄上家の長男なんだぞ？私が決めた女性と結婚させるからな』

『倫里……貴方まだ19歳なのよ……20歳で父親って……』

　風歌「会社の発展の為に……」

『倫里に相応しい人は他にいる!』

　倫里『相応しいって何だよ？会社を今まで以上に発展させる事、風歌歌には無理だって言うのかよ？』

『風歌歌ちゃん…… 貴女がとても良い子なのは分かっているわ。倫里を想って下さるなら…… 身を引いてちょうだい』
　──
　風歌「会社の利益を優先して、愛し合う二人を別れさせた事を『後悔している』と『風歌ちゃんから母親を奪ってご免なさい』って……謝られて」

　英汰「うん……」
　──
　風歌『おじいちゃん、おばあちゃん。私は伯母さんと、伯父さんに引き取られて愛されて育ちました。それに、おじいちゃん、おばあちゃんは孫の私を慈しみ可愛いがってくれたじゃないですか。それに私は、実の母親と再会が叶いました……それに……パパから聞きました』

　倫里『風歌。親父と母さんに、風歌歌と再会した事。風歌と風歌歌も再会した事を伝えた時に、風歌と風歌歌に謝りたいと…… 別れさせた後に『何度も、結婚を進めても断わり続けた頑固者が……風歌歌さんが、我々のした事を許して下さるなら ……倫里が今でも、風歌歌さんとの付き合いを望むなら……倫里と風歌歌さんの事を許す』って言って貰えたよ』