それぞれの戦い��~佑樹~�� ページ15
佑樹side
ふうちゃんに、紙芝居の挿し絵を描く約束をしたえいちゃん……
英汰「斉多ちゃん、深い物語だね……」
佑樹尊い教訓。人として大事にすべき道徳心に溢れてるでしょ？」
英汰「ふうちゃんの経験から描いたんだね……」
佑樹「良い方向で終わっているね……」
自分の体験を思いを物語に込めた風歌ちゃんの想い……
なんとしても……
2020.2月の上旬
滝田 (たきた)『斉多、一人の患者さんを見てあげて欲しい』
半年前は、俺はまだ心理カウンセラーとして一年目のぺーぺー……
担当の患者さんを受け持った事のない。 先輩カウンセラー に付いている段階だったんだ
佑樹「初めまして桃緒さん。心理カウンセラーの斉多佑樹です」
初めて個室に訪ねて行って挨拶した時、ノートに何かを真剣に書いていたふうちゃん
ドキドキする位にジっと 、その手を止めて俺を見つめたふうちゃん
(可愛い……)
ふうちゃんと出逢えた喜びに神様に感謝したんだ……
その後、２回部屋に訪ねたけれど
佑樹『沢山お話を聞かせて下さいね』
他愛の無い俺の一方的な話を、微かに頷きながらふうちゃんは……
佑樹『夏輝 (なつき)さん、どうしたら想いを聞いてあげられますかね？』
情けない事にふうちゃんの話しを聞きだせない俺は、この病院に努めた際に、担当指導員として仕事を教えて下さった一つ年上の、鮎川夏輝 (あゆかわ.なつき)さんに泣きついたんだ
夏輝『斉多くん、ふうちゃんの資料には目を通したのよね？ 風歌ちゃんの様子を見極めるのも大切よ。気が付いている？ ご家族の様子には？』
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作者名：涼風花 | 作成日時：2021年2月21日 19時
