Garnet 真恋～初恋と宝石~Ⅲ１章 (ページ32)

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録音された証拠それぞれの温度差② ページ32

巴坂さんは大きく溜め息つくと

ミワ『～もう１つ、リョウに近付いてどういうおつもりかしら？』

風華『……いえ､私そんなつもりは…… ミワ『はっきりしない子ね!？まあいいわ頼むから1日も早く辞めてくださらない？じゃないとどういう事になるか分かってるわね？』

(……)

リョウ「……すみませんでした｡……ウチのが迷惑掛けました｡先週の金曜日俺に呼ばれていた風華ちゃんは､申し送り事項ノートに記す時間が無いだろう……という事で。榊木さんが書いてくれてた時『ノート!』とそしてさっきの言葉書いて､風華ちゃんに見せて脅しまがいの事……俺は自分で『ノートは必ずその日のうちに見る事!』って皆と約束したのに……次の段取りに気を取られてその日は見ませんでした｡本当に御免なさい」

心斗「俺からもいいですか？雰囲気的に……悪いかなと思いつつ録らせて頂いたんです｡カナさんはノートもきっと後で見つかるって分かっているから、まだスペースあるのにそのページに書いたんだと｡俺、そのページだけ切り取って。リョウもその為に気付かなかったんだと思います」

リョウ「榊木さんありがとう｡庇ってくれて……どんな理由があろうと俺のミスだから……本当にすみませんでした」

　言っている言葉も気持ちも伝わったんだけど……３人との温度差があるのは何なんだろう？

珠ちゃんの〈覚悟〉に〈そうですね〉と答える巴坂さん｡榊木さんは〈前に進むため〉

　……私には……巴坂さんと奥様の事……は

　謝られても困るもの

　自分の夫を疑う……

　結婚て何？