Moonstone キミはキミだよ～初恋と宝石～Ⅱ1章 (ページ18)

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衝撃② ページ18

リョウside

　え？あ、手が……指先が触れた？視線を手元に……眼鏡？

風花ちゃんに視線を戻すと、眼鏡をフレームを開こうと微かに震えてて、だから? 掛けなおす事が……諦めたのか鞄に眼鏡をしまったんだけど……

　……ざわざわしてる……あぁ

　①『咲良さん綺麗!』

　②『うん。眼鏡外したら……』

　忘れてた。二人いたの

風花ちゃんの可愛いさに気ついてざわざわしてるよ

　……マズイ

　①「咲良さん甲田です。よろしくお願いいたします」

　②「咲良さん、高橋です」

(風花)「ぁ……咲良です」

リョウ「は？あー？」

　思わず叫んでしまったよ

　気ついたら三人しゃべってるし! 最初に名前自己紹介しただろ！

　ヤバイ

　有無を言わせず二人に帰るよう命令し、軽く睨まれたけど……知らね。風花ちゃん俺の大声にビックリして、益々震えてるし!

　冷静に、俺の方が歳上の俺が冷静にならなきゃ。自分に言い聞かせてたんだ｡でも風花ちゃんに悪い事してしまった訳で場の空気変えなきゃ……

リョウ「風花ちゃん？」

風花「は、はい？」

リョウ「ゴメンね」

風花「いえ……」

リョウ「続きしよっか？」

風花「はい……」

　作業しながら話したんだ。たわいもない話。好きな色、食べ物……とか

　でも、金曜日放課後にって勇気出して誘ったのに……一瞬表情曇らすと

風花「ゴメンなさい……」

　って

　何か抱えてる……よね？風花ちゃん？