蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉9章 (ページ38)

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笑って生きて行く2-11 ページ38

-応接室-

　涼瑛「勝木《かつき》は、中学時代の同級生でお山の大将みたいなヤツでね、俺は俺で将来家業を継ぐとか、いろんなプレッシャーに押し潰されている様な…… まぁ互いが互いに、いかすかねぇーヤツって思ってたんだよ」

　──
　涼那「ふーん…… いじめなんて卑怯な事していた勝木？お前は間違ってるって諭してきた父さんに？」

　瑛斗「目を覚まさせてくれのは、お前だって言って？友達として付き合っていたのに？」

　涼瑛「家庭では、勝木にあまり興味のない両親の元で育ったためか、人とのコミュニケーションや、人に優しくするっていう能力に欠けてたのかもしれない……」

　京「最初は、お義父様、次に瑛斗和さんが、会社で…… 初めはとても真面目に働いていたそうなのに……」

　涼瑛「そのウチに。同級生だったんだから、もっと便宜を図れとか。良い役職にとか言ってくる様になって……そして俺は。風の病の事とか……ツイ……勝木に話てたんだ」

　瑛斗「その要求が通らなかったからって、風ちゃんの事を風ちゃんに？」

　涼那「要求を飲まないから、風ちゃんの出生について？嘘を風ちゃんに？」

　心都.倫「すんげぇー性格の悪いヤツだ……勝木っ」