花冷えの季節2-恋人達編11 ページ14
涼那side
そうだよね？
自分は、ありがたい事に
風『リョウ! 凄いね! さすが 《開拓者》!』
3年前の大学卒業前のX'masね、俺の書いた話がさ『脚本大賞』に選ばれたんだよね
心都『リョウなら、イケルって!』
って言う、ミサのさ、言葉にツイサ……
エイトにぃも
瑛斗『リョウ! 出しちゃいな!』
って
何よりフウちゃんが……
風『応募してみたら？』
って……
二人が背中押してくれたから……
フウちゃんが喜んでくれたのが嬉しくて
ゲームとかさ、なんとなぁく、日々を生きた俺が……
世の中で人の役に立つ事が出来んの？
こんな俺でも？ って
思っちゃったら……
風『リョウ! 脚本出来たら一番に読ませてね？』
風『リョウ! 演出少し聞いてたのに、話も知ってたのに! 凄いよ! 全然想像以上のものになってた!』
フウちゃんは、いつだって
俺の味方でいてくれたのに
俺は？
エイトにぃも……自分で説明したいだろから……俺からは言わないね？
俺の事、エイトにぃも喜んでくれたの
才能豊かな風ちゃんを
俺のワガママで
フウちゃんに
『兄弟の縁を切るから』
言われても仕方ないよね？
涙止まんない の
ポロポロ泣いてたら
フウちゃんが……
風「俺の事、思ってくれたからリョウと……エイトくんは……」
風「涼那。ありがとう……」
って……
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作者名：涼風花 | 作成日時：2021年5月26日 16時
