23 黒幕の悲しみ@ ページ29
「あんたってさぁ、本当つまらないよね」
うん
「こんなんされて、少しは抵抗しようと思わない訳?」
うん
「いっつも、無表情で全然喋らないしさぁ…気持ち悪いんだよ!!」
うん
「お前なんかもう学校になんか来なければいいのに」
うん
「もっともっといじめてやるよ。そしたらつまらない女じゃなくなる?」
いつも通り、いじめられる。変わらない日々。そう思っていた
ただ一つだけ、許せない事があった
自分の、たった一つの、大切な大切な人形を、こいつらは
壊した。その瞬間、生まれて初めて殺気が沸いた。
縋るものの無いこの世界で、ゆういつ縋る事ができた大切な人形を
こいつらは壊した。
初めて、自分の感情が暴走した。
ハサミを取り、教室内の人全員を殺した
先生も、いじめっこも、私を見て見ぬふりをした人も、誰もかれも
ぐっちゃぐっちゃにして、蹴り飛ばして、何度も何度も刺した
全てが終わった後は、真っ赤だった。
白目を向いた死体、血で染まり人の形で無くなってしまった死体が転がっていた
そんな中、自分は
「あはは!!あはははははは!!!」
笑っていた。狂っている程に。
快感だった。あの絶望に染まる顔が、恐怖に染まる顔が、怯えた顔が
思わず震えてしまいそうな程に。
けれど、快感と同時に人への恨みが生まれた
一生おさまる事のない、重い恨みが
その数年後、瑠璃猫に出会った。
そこから、''リアル鬼ごっこ''というものが生まれた
リアル鬼ごっこで、人々を恐怖、絶望で満たし、鬼に殺される姿を見たい
だから私はリアル鬼ごっこを続ける。誰にどう言われようと
猫「これが、私の過去と、リアル鬼ごっこをする理由。これで分かったでしょ?」
緑「全部演技だったのか」
ふふ、恐怖に包まれた貴方達の顔を見るのはとっても、楽しかったよ
猫「そうだよ?例え必死に逃げても、結末は変わらなかったっていう事」
その瞬間、彼等の表情が歪む
死「どうして!?なんでなんでなんで!!!なんで、僕達なの…?」
猫「さぁ?考えてみればいつか分かるよ…そのいつかは、無くなるかもだけどね。さぁさぁ、そんな事は置いといて、瑠璃猫も話してね」
死「…っ…」
やっぱり好きだなぁ…その顔。
特に、死神の表情が好きかも
ふふ……もっと見せてね?その顔を
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瑠璃猫さん、続きおねでっす
あ、タイトルの最初の数字を全角に修正しました
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ねむい人(プロフ) - あぁ、スゲェ、久しぶりにな、泣いた....語彙力も溶けた。とか、最近語彙力溶けすぎ。 (2019年5月19日 6時) (レス) id: bb51565a42 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃猫 - 五十鈴さん» ま、まじですか!?あ、申し遅れました、駄作者の瑠璃猫です〜返信遅れて申し訳ないです!読んで下さり、ありがとうございます!! (2018年12月14日 13時) (レス) id: 72cef3e493 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴 - 涙☆腺☆崩☆壊 (2018年11月28日 1時) (レス) id: bcf0e1a2a8 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃猫 - み〜さん» ありがとうございます!!僕のせいで更新が遅れた日もありましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました! (2018年8月11日 11時) (レス) id: 72cef3e493 (このIDを非表示/違反報告)
猫うどん - み〜さん» 長かったですが、最後まで読んでくださってありがとうございますm(_ _)m (2018年8月11日 8時) (レス) id: 5a4dfc30d2 (このIDを非表示/違反報告)
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