２２ 黒幕の苦しみ@ ページ28
猫うどん side
ふふ…やっぱり、恐怖で染まる顔を見るのは最高に楽しい。
人って面白いからね。色んな表情、感情を持っているんだから
もうちょいで来るかな
ガチャ
き「…！」
死「え…？」
あぁ……来た。
？「どうも皆さん。鬼ごっこは楽しんで頂けた？」
緑「なんで……！！……
瑠璃猫！！」
そりゃあ驚くだろうね。死んでしまった仲間だ、とずっと思ってたんだから
猫「驚いた？そりゃあ驚くか。ずぅっと仲間だと思ってた人が、黒幕だったんだもんね」
レ「どうして？どうして、こんな事……」
どうして、ね。
瑠璃「言ってもいいんじゃない？リアル鬼ごっこをする理由」
猫「そうだね。この際だし、言っちゃおうか」
私がリアル鬼ごっこをする理由。
それは…
猫「私達は、人々に恨みがあってこのリアル鬼ごっこを続けている」
死「恨み…って？」
猫「過去話を聞きたいの？」
き「あぁ…理由だけでええ。話してくれへんか」
猫「分かった。……話してあげるよ、私の過去を＿＿」
私は昔、いじめられていた
私は疑問でしかなかった。なぜいじめられるのか…と
いじめっこ達が口からだす理由は様々だった
「親がいないから」「つまらないから」「おもちゃにしたいから」「ストレス発散のため」
やらなんやら。そうだ、私には親がいない
だが、私にとって親がいないというのは好都合だった
なぜなら私は、親からも虐 待されていたから
けれど私は、何の抵抗もせず、ただただぼーっと下を向いているだけ
無感情で、されるがままの身だった
カッターで切りつけられる時もあった。包丁で傷をつけられる事もあった
殴られる時もあった。蹴られる時もあった。首を絞められる時もあった
骨を折られる時もあった。
痛い、苦しい、辛い、悲しい、怖い、寂しいという感情は少なからずあったかもしれない
でも、全てがどうでもよくなっていた
無駄に抵抗するよりは、感情を捨ててしまった方が気が楽だからだ
「あの子、いつも無表情で全然喋らないんですって…気持ち悪いわよね」「あの子、いじめられてるんだって…可哀想に」「親いないってよあの子。可哀想だよね」
そんな哀れみや、軽蔑の言葉が私の周りで繰り広げられていた事もあった
*********************
続きます！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 28人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねむい人(プロフ) - あぁ、ｽｹﾞｪ、久しぶりにな、泣いた....語彙力も溶けた。とか、最近語彙力溶けすぎ。 (2019年5月19日 6時) (
レス) id: bb51565a42 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃猫 - 五十鈴さん» ま、まじですか！？あ、申し遅れました、駄作者の瑠璃猫です〜返信遅れて申し訳ないです！読んで下さり、ありがとうございます！！ (2018年12月14日 13時) (レス) id: 72cef3e493 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴 - 涙☆腺☆崩☆壊 (2018年11月28日 1時) (レス) id: bcf0e1a2a8 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃猫 - み〜さん» ありがとうございます！！僕のせいで更新が遅れた日もありましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました！ (2018年8月11日 11時) (レス) id: 72cef3e493 (このIDを非表示/違反報告)
猫うどん - み〜さん» 長かったですが、最後まで読んでくださってありがとうございますm(_ _)m (2018年8月11日 8時) (レス) id: 5a4dfc30d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
