彼氏/彼女が出来ないのはやっぱお前のせい

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｢A、大丈夫？｣



｢えなにが？｣



角名｢なにがって…気づいてないの？体強ばってるから手震えてるよ｣



そう言われて手を見ると確かに手汗もかいてるし震えてる



｢あれおかしいな、なんでだろ｣



治｢おまっ怖いって言うとったけどそこまでならもっと言わなわからんやん！｣



大丈夫か？と私の背中をさすってくれる



｢ここまでとは自分でも思ってなかった…｣



そうすると倫太郎が私の両手を握って目を見つめて



角名｢大丈夫だよ｣



やはり倫太郎の言葉は魔法のように効く



｢倫太郎って魔法使い？｣



角名｢Aにとってはそうかもね｣



にこっと笑う



その笑顔に何人の女の子がやられてきたか…



すぐにすんっと表情が戻る。あーもったいない



角名｢部活いくよ、侑がおもしろいことなってるから楽しみにしててね｣



治｢嫌な予感しかせーへん｣



｢奇遇だね私も｣



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着替えが終わって治と二人で体育館に向かう



倫太郎には待っててもらうのは申し訳ないから先に行ってもらった



なんか治とちょっと距離近く帰ってきてよとの謎の言葉を置いて



治｢あかん。角名からAの近くにいけっていうのはいつもと言ってること反対すぎて怖い無理近寄られへん｣



｢いつも言ってることってなんも言ってないじゃん笑 ほらはやくいくよ｣



侑が面白いことなってるってなんだろ



気になりすぎて北さんにボールぶつけたとか？



いやでもそれだったら私と治が近くに行く意味…なんだぁ？



体育館前にできてるギャラリーをかき分けながら中に入る



すると



侑｢つきおうたんか！おまえらあああああああああ！！！｣



なるほどたしかに面白い



するっと治の腕に手をまわす



治もニヤニヤして私に少し重心を寄せる



｢なんの事やら、ね、治｣



治｢なぁ分からんな、A｣



侑｢嘘やろ！？俺Aが妹とか嫌やで！あれまってということは角名とも兄弟ってこと！？銀だけ仲間外れやん！そんなんアカン！｣




誰も何も言ってないのに1人で叫び続ける侑



｢銀の仲間はずれ治すには私が一妻多夫になればいいってこと？｣



治｢うわ俺絶対それ無理やわ。もう1人に絶対嫉妬してまう｣



銀島｢いや俺の意見は？？｣



｢嫌って言うの？？？｣



銀島｢イエ…｣



北｢おい2年うるさいぞ。治ははよアップしてき。侑は氷に頭突っ込んでこい｣



侑｢俺にだけ冷たい！｣

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