稲荷崎の女子！高校ナンバーワンセッターさん4！

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あーもう女々しい！！



ご飯を食べようと思ったけど頭に倫の事が浮かんでちっともお箸が進まない



もっと自分はさっぱりしてると思ってた



女子と話してるだけで不安になるし、今何してるかも気になるし



｢ああああ！もう、、、｣



あの3人に任してきたけどほんとに大丈夫やんな、さすがに高2やし、、



ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ



｢？｣



今のはマンションの下のドアじゃなくて玄関の呼び鈴鳴らした音



こんな時間に誰やろ、思いながらも｢はーい｣とカメラを見る



侑｢Aちゃん開けて！｣



侑？？



ｶﾞﾁｬ



｢侑どないした、、って倫！？なにしてんの！？｣



ドアを開ければ治が倫を背負って残り2人が荷物を持ってる



角｢お、ろし、て｣



治に支えられながらも私の方に歩いてくる



そうして



私を包み込んだ



いつもより暖かい体温に5日ぶりの倫の匂い



角｢ごめん、あんなこと言って、ごめん｣



｢いいよ、もういい、、もういいから早く横になって？｣



私の肩に置いてる頭をあやす様に撫でる



｢治、倫に肩貸してあげてくんない？｣



治｢おん、どこの部屋行けばええ？｣



｢そこの私の部屋のベッドでいい、とりあえずみんな部屋入って？｣



布団に寝かしてもらうと限界だったのかすぐに目を閉じて寝入った



｢3人ともありがとね、ご飯まだでしょ？食べる？｣



侑｢ええの？｣



｢うん、この5日分1食ずつ余ってるんだよね｣



今日は、今日は来るかもしれないと作っちゃってた分がある



ご飯を全部温めてお皿に盛って机に置く



治｢角名もアホやな、Aちゃんのこんな美味い飯食いそびれて｣



銀｢ほんまや、さっさと素直なったら良かったのに｣



｢学校でどんな感じやったん？｣



侑｢隙あらばAちゃんの写真やら動画やら見とったで。



ま、Aちゃんも同じみたいやけど？？｣



侑が持ってるのは机の上に置いてた私のスマホ



画面に写ってるのは、もちろん倫の動画



｢ちょ！バカ！返せ！！｣



侑｢声でか！角名起きてまうって！｣



｢いいから返せ！！！｣



侑｢もう見てもーたからええやん…｣



｢プライバシーの侵害だ、、、｣



銀｢あ！Aさんこれ返しますね｣



銀が机の上に置いたのは、私が手渡した倫の部屋の鍵



｢あ、うん。ちゃんと鍵閉めてきた？｣



侑・治・銀『多分……』



｢こわ、、、、｣

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