稲荷崎の女子！高校ナンバーワンセッターさん4！

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｢ごめん、ちょっと散歩してくる。夜ご飯までには戻るわ｣



ベンチコートにマスクにスマホにイヤホンにタオル



ちょっと道をそれた所に神社があって、そこの階段に座る



こっちの会場の時は絶対ここに来る



負けた時は絶対こうやって



｢っ……｣


悔しい


もっともっと見てたかった


アイツらはもっと上に行けるメンバーやのに


なんでなん、、、、


嫌や夢や


これは悪い夢や、、、



北｢A｣



｢！？ あ、ちが！これは目にゴミ入って、やからその、泣いてなんかっ、ないから！｣



あかん、泣き止もうとしてもこのメンバーの顔みたら止まらへん



大｢別に泣いてもええんやで、誰もなんも言わん｣



｢あかんねん、当事者以外が泣いたら、本人らがっ、泣きたくても泣けんくなるって、｣



路｢それやったら、心配ないで？｣



顔上げてみ？と言われて上げると



全員が泣いていた



信介も少しだけ涙目になってて



｢な、んで、、｣



尾｢ほんま夢やったらええのにな…｣



路｢勝ちたかったなぁ｣



大｢ずっとやれたら良かったのにな｣




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それから何分経ったのかな



北｢ほらAそろそろ泣き止み｣



路｢ほんまや、明日も試合やねんから｣



尾｢目腫れてボール見えんくなっても知らんで？｣



｢やめてや、そんなこと言うん…ってか既に腫れとるし、、｣



大｢うわほんまやん。帰ったら保冷剤貰おか｣



ホテルまでの帰り道はいつもより少しゆっくり歩く



北｢まだ角名にあの事言ってないんか？｣



｢うん、まだ。終わったら言うよ｣



尾｢侑大丈夫やんな…？治の時はやばかったけど｣



｢やめてや不安なってきた｣



大｢さすがにAにそこまでせんやろ？｣



路｢いやでも侑やで？｣



｢ちょ、誰かボディーガード雇う｣


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ホテルに戻って保冷剤を貰って冷やす



路｢これ明日治るか？｣



尾｢結構タオルで擦っとったからなぁ｣



｢気合で治す｣



北｢ちゃんとお風呂とかでもあっためたりしときな｣



｢おん｣



銀｢あ、あのーご飯の準備出来ました、、、、｣



じゃ！と言って直ぐにその場を離れる銀



路｢よし！じゃあ行くか！！！Aには栄養つけるためにおかず1個あげるわ！｣



｢胃もたれさせる気！？｣

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