担当は作ちゃん

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you




.




やばいやばいやばい




目の前に作間くんがいることと




画面に表示される作間という文字




全てが非現実的。




「えっと…阿部さん？」




『あ、阿部Aっていいます』




「Aちゃん…」




『はい…』




担当に、気になってたって言われて、連絡先を交換して、下の名前で呼ばれてる。




数日前までそんなこと夢のようなことだったのに




「家帰るの？」




『はい、そうです！』




「もう暗くなってきてるし、送るよ」




『え？！




そ、そんな、申し訳ないです』




むしろ私が作間くんの身を守るために送ってあげたいくらいだわ




なんて思っていると




「俺が好きで送りたいだけだから」




そう言った




.




「バイト結構入ってるの？」




『はい、入ってます』




「今日いなかったらしばらく来れなかったから良かった」




その言葉を聞いて、もしかして私に会いにここまできたの？！




とびっくりする




『そっか、なかなか休演日ないですもんね』




あ…




立ち止まって作間くんの方を見て




『ごめんなさい』




と謝ると静かに笑って




「大丈夫、この間、観に来てくれてたよね」




そう言った




『え…』




作間くんは私がジャニーズが好きってこと知ってて私に会いに来たんだ




「びっくりした？」




『はい…』




てっきり私がファンなことは知らないと思って




作間くんが担当なことはバレないようにしなきゃと考えてたのに




作間くんの言葉を聞いて少し肩の荷が下りた気がした。




「あのさ




一個聞きたいんだけど…




Aちゃんは、誰のファンなの？？？」

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