あなたに夢中２

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S side

Aちゃん家の湯船に浸かってる



一緒に入りたかったけどさすがに断られた




ハンバーグ美味しかったなぁ



何枚も写真撮っちゃった



「佐久間さんのお陰でいつものハンバーグと全然ちがいます！」



とか言ってめっちゃ大事そうに食べてて、、



あー！たまんねぇ！





入れ替わりでAちゃんがお風呂に入っていく



暇にならないように、とサブスクを観れるようにしてくれてるけど全くそんな余裕ない



ジャーと浴室からシャワーの音がする



やばいやばい、緊張する



Aちゃん家に入る前から心臓バクバクだったけど



時間が深くなっていくにつれてやっぱり意識してしまう




一応そうなったとき用の準備はしてきた、、



でも、初めての泊まりでガツガツしすぎても、、



Aちゃんは、どうなんだろ、、





リビングに入ってきたAちゃんはいつもより幼く見える



「そんな見ないでください、、」



『なんで、めちゃめちゃかわいい、』



「ほんとですか、？」



お風呂上がりでまだ顔が火照っているAちゃん



シャンプーか石けんか分からないけどとにかくいい匂いがする



こんなん我慢できるわけなくない？





「こんな風に佐久間さんとゆっくり過ごせるなんて嬉しいです」



『俺もめちゃくちゃ幸せ』



隣に座ったAちゃんの手をすくい取る



「なんか観ます？


それか、もう、寝ますか？」



寝る、という言葉に心臓がはね上がる





こんな健全なお付き合い初めてだっけ？ってぐらいドキドキしてる



やばい、どうやって誘うんだっけ、、









『…佐久間さん、私、いいです、よ』



「え！、」



真っ赤になって俯くAちゃん



いいって、そういうことだよな？



喋らなくなった俺を見て察した、？



あー、俺なんてこと言わせてんだろう






Aちゃんが好きすぎて、大事にしたすぎて、



自分の理性ぐらい抑えようとしたけど、、



逆に不安にさせちゃったのかもしれない

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