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「あ、あのさっ！」
突然大きめな声を出した私を怪訝な表情で見る佐久間。駅にいる人たちもちらちらとこっちを見ていて恥ずかしい。
「明日、夜ご飯行くって言ってたじゃん…？」
「うん」
「そのまま、佐久間んち行きたいなぁ、なんて」
「へ？」
「だめ…？」
怪訝な表情から打って変わって唖然とする佐久間。口をぽかんと開けて、目もくりっと見開いている。予想だにしなかった言葉が私の口から出たらしく言葉を失っている佐久間を目にして我に返り、私は自分の発言の恥ずかしさに穴があったら入りたい思いに駆られた。
「やっぱ嘘、今のなし」と断ろうとすると佐久間は首をぽりぽりと掻きながら「お泊まり？」と上目遣いで聞いてくる。
「その…佐久間が嫌じゃなければ……」
「いいよ、おいで」
さっきまでの不貞腐れた表情の佐久間は居なくなって、ちょっと意地悪な顔をして笑う佐久間がそこに居た。顔が蒸発しそうなほど熱く、居心地が最高に悪くなった私は慌てて定期入れを鞄から取り出し、「あ、もう電車くるからいくね…バイバイ！」と言って小走りで改札に入って行った。
電車に乗ってから一人になると、変な汗がじわっと湧き出てくる。自ら彼のお家に泊まりに行きたいだなんて軽い女だと思われなかっただろうかと不安にも襲われた。
ゆらゆらと揺れる車内で、やってしまった〜と嘆いているとスマホにメッセージが届く。
《ねぇ何今の。可愛すぎるんだけど》
《何が？》
《何がじゃないもう全部。反則》
なんだかよく分からないけれど佐久間がそう言ってくれるなら良っか、と胸を撫で下ろした。
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すの担 - 完結おめでとうございます！ﾞ(´∀`)また何かの機会で読ませていただけたら光栄です。これからも頑張ってください！応援してます！！！ (2022年4月8日 8時) (
レス) @page49 id: 20b86a31c8 (このIDを非表示/違反報告)
杏子(プロフ) - ゆさん» 二ヶ月半もの間お付き合いいただき、本当にありがとうございました！正直私も少しだけ寂しい気持ちがありますが、また次の作品を書くために胸を高鳴らせています！またお目に触れることがありましたら是非、よろしくお願いいたします！ (2021年8月21日 21時) (レス) id: a7517d1b2b (このIDを非表示/違反報告)
杏子(プロフ) - めぐさん» めぐさん、大好きと言っていただけたことも、幸せだと感じていただけたことも、とっっても嬉しいです。数ある作品の中から見つけていただいて、最後まで読んでくださっためぐさんもお疲れ様でした！ありがとうございました！ (2021年8月21日 21時) (レス) id: a7517d1b2b (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - まずは完結おめでとうございます。終わってしまった、、とちょっと複雑だけど幸せな気持ちです。更新されるたびにいつもすぐ読みにきていました。大好きなお話しでした。二ヶ月半ありがとうございました。 (2021年8月21日 6時) (レス) id: 5f09612a30 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 大好きなお話で、読んでて幸せでした！！完結おつかれさまでした！！♪ (2021年8月20日 20時) (レス) id: 19a0d7c3e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏子
| 作成日時：2021年6月28日 16時
