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佐久間の腕の中は安心して、三日間の出張の疲れなんて一瞬のうちに吹き飛んでしまったようだ。
「てか来るなら連絡してよ」
「ごめん……とにかく早く会いたくて仕方なくて。それ以外何も考えらんなかったの」
「……何もう。ムカつくくらいかわいい」
少し緩んだ腕の中で顔を上げるとどちらからともなく唇が重なり合った。一度だけ触れて顔も身体も離れる。
でもまだ離れたくなくて、もっと佐久間がほしくて、行かないでという言葉の代わりにTシャツの裾をきゅっと掴む。
何故だろう、恥ずかしさや照れ臭さなんてどこかに飛んでいってしまって。ぎょっとした表情で私を見下ろす佐久間の首の後ろに手を回し背伸びをしてちゅ、と口付けた。
「ふふ、どした？」
いつもなら、「分かってるくせに」とむっとするところだけれど今日はそんな挑発的な目や言葉にさえもときめいてしまって。強請るようにして佐久間を見つめると、片目を細めて笑った彼が「ベッド行こっか」と言った。
欲しかった言葉を言ってもらえて嬉しいのと、このあとの展開を想像してしまったことで身体が火照ってくる。
手を引かれ二人で向かった寝室。カーテンの向こうはいつの間にか暗闇と化していて、ぼんやりと浮かぶ月の弱い明かりだけが部屋の中を照らしていた。
ベッドに座らされると佐久間の手が私の服に触れてあっという間に上半身が露わになる。佐久間も同じだ。
その角張った広い肩に手を乗せて再び私からキスをした。
いつの間にかぐるりと回った視界には天井が映る。キスだけで蕩けてしまいそうな私に追い討ちをかけるようにして、佐久間は丁寧に丁寧に触れていく。
目の前の白くて綺麗な身体を見るだけで
身体の奥深くがきゅんと疼いた_____。
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すの担 - 完結おめでとうございます！ﾞ(´∀`)また何かの機会で読ませていただけたら光栄です。これからも頑張ってください！応援してます！！！ (2022年4月8日 8時) (
レス) @page49 id: 20b86a31c8 (このIDを非表示/違反報告)
杏子(プロフ) - ゆさん» 二ヶ月半もの間お付き合いいただき、本当にありがとうございました！正直私も少しだけ寂しい気持ちがありますが、また次の作品を書くために胸を高鳴らせています！またお目に触れることがありましたら是非、よろしくお願いいたします！ (2021年8月21日 21時) (レス) id: a7517d1b2b (このIDを非表示/違反報告)
杏子(プロフ) - めぐさん» めぐさん、大好きと言っていただけたことも、幸せだと感じていただけたことも、とっっても嬉しいです。数ある作品の中から見つけていただいて、最後まで読んでくださっためぐさんもお疲れ様でした！ありがとうございました！ (2021年8月21日 21時) (レス) id: a7517d1b2b (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - まずは完結おめでとうございます。終わってしまった、、とちょっと複雑だけど幸せな気持ちです。更新されるたびにいつもすぐ読みにきていました。大好きなお話しでした。二ヶ月半ありがとうございました。 (2021年8月21日 6時) (レス) id: 5f09612a30 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 大好きなお話で、読んでて幸せでした！！完結おつかれさまでした！！♪ (2021年8月20日 20時) (レス) id: 19a0d7c3e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏子
| 作成日時：2021年6月28日 16時
