第七十二話 ページ29
side緑谷
瀬呂｢………………や…………やりすぎだろ…｣
ミッド｢……瀬呂くん………動ける？｣
僕ら客席にまで届く程の巨大な氷壁が出来た
ミッドナイト先生まで、体の半分巻き添えを喰らっている…
人ひとり凍らすには過度な攻撃に、自然とわき起こったどんまいコール…そんな中、
轟｢すまねえ…やりすぎた…………イラついてた｣
自身が凍らせたのを左手で溶かしていく轟くんの姿が何故か
僕にはひどく悲しく見えた
ミッド｢_____轟くん、二回戦進出！！｣
溶かされて全体がよく見えるようになってきた頃、
少し顔を強ばらせた尾白くんが僕の方へやってきた
尾白｢なぁ緑谷、あそこに居るのって…｣
そういって指さす方は轟くんが入場した方の入場門
そこから除く生徒が一人
｢あれって……小織、さん？｣
尾白｢だよな…？大して接点のない二人が何で…轟の様子もおかしいし｣
______『勝つ為だった』
…小織さんの言葉がふとよぎった
いやいや、何で…そのセリフを思い出した？
｢小織さんは一体何がしたいんだろう…
障害物競走では無難に終わらせ、騎馬戦では許しがたい戦法…
これじゃあ轟くんにも…何かしたんじゃないかって思ってしまう____ ｣
爆豪｢_____黙れや｣
意外だった、ヒト(他人)の事で介入したかっちゃんが…
恐ろしい程の真顔で呟いたかっちゃんが…
｢騎馬戦では、僕と対戦した心操くんと手を組んで
彼の洗脳を強化して…尾白くんともう1人を道具のように扱ったんだ…
二人が…辞退する、って言った時の彼女…『勝つ為だった、謝りはしない』って
まるで二人の事、何とも思ってない風に_____ ｣
爆豪｢…っテメエのそのクソみてえな正義感で語んなクソナード…！
俺だってアイツの立場なら、勝つ為なら殺る！
自分の使える力と仲間使っただけだろーがアホが！｣
僕の胸ぐらを掴み、恐ろしい顔で怒鳴るかっちゃん
周り…切島くん達が止めに入って騒動にはギリギリならなかったけど…
怒りを抑えきれずにいたかっちゃんは、そのままどこかへ行ってしまった
麗日｢デッ、デクくん大丈夫だった？｣
｢うん……ありがとう麗日さん…｣
_____『俺だってアイツの立場なら_…
___自分の使える力と仲間使っただけだろーが』
｢小織さんの…事情？…………かっちゃんは…何を知ってるんだ？｣
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (3月25日 1時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
ンフフ - ボクは占いツクールで読んだものの中で一番これが好きです！更新頑張って下さい！ (2022年6月21日 22時) (レス) @page45 id: 23150a6704 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 終わ…？！え…？続きないんですか…？？こんなにもいいところなのに…？？？面白かったです！ (2022年5月9日 17時) (レス) @page49 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
可燃物 - はじめまして!一気読みしてしまいました!すごい面白いです!更新無理せず頑張ってください! (2021年9月19日 23時) (レス) id: 3af77494df (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 面白いです！ (2021年8月24日 22時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：筰(さく | 作成日時：2020年6月26日 21時
