第五十六話 ページ13
side小織
選手宣誓の所為か、周りから視線を感じる
少々エンターテインメント性を出し過ぎただろうか……
スタート地点のゲートには11クラス全員が居るのだ
嗚呼、窮屈ったら無いね。そこそこの成績でゴールしよう
《スターーーーーーート！！》
全員が一斉に走り出す。
が、人数に不釣り合いのゲートの狭さ
ここが既に
轟｢最初のふるい｣
そう云い一瞬で地面を凍らす轟くん
A組や他クラスの一部は引っかからずに済んでいる様だ
｢皆、元気だなァ……｣
私も個性を使い、轟くんの個性の影響を受けずに走っている
轟｢クラスの連中は当然として、思ったよりよけられたな…｣
峰田｢轟のウラのウラをかいてやったぜ
ざまあねえってんだ！くらえオイラの必殺GRAPE____｣
不意をつかれた峰田くん。横から機械がこんにちは
峰田くんのプニプニ個性がクッションとなりバウンドして、弾き飛んで行ってしまった
緑谷｢峰田くん！！｣
マイク《さぁいきなり障害物だ！！まずは手始め…
___第一関門、ロボ・インフェルノ！！》
周りの声に聞き耳を立てた処、ヒーロー科入試に使われたおじゃま虫(仮想ヴィラン)だそうで…
え？私かい？後ろの方で待機してるよ、できるだけ目立たないようにしたいし
選手宣誓にそぐわなくない程度にサボりたい
おや、またもや轟くん。張り切っているね随分と…
大型機械を一瞬で凍らせ、即・通過
そして後ろから便乗して通ろうとした連中に一言
轟｢やめとけ、不安定な体勢ん時に凍らしたから…倒れるぞ｣
流石は大型機械、倒れる音も豪快だった
マイク《1-A轟！！攻略と妨害を一度に！！
こいつぁシヴィー！！！すげえな一抜けだ！！
アレだなもうなんか…ズリィな！！》
｢この競技、若しかして皆の事を見ている方が楽しいのでは…？｣
走りながら、皆を眺めてみた
他のクラスと違い、矢張りA組の動きは明らかに違う
立ち止まる時間は他者よりも最小限、動きは自分の個性に寄り添った正確な動き
｢どーうしようかな、私は｣
安定の中也サマサマかなァ……
あ、そう云えば例年より警備を強化だとかで
武装探偵社の何人かが異能対策で極秘裏に配置されてるんだっけ
…じゃァ使わないでおくべきか
……ふと、緑谷くんの行動に目が止まる。彼はこの競技で個性を使っていないようだ
｢……よし、普通にゴールしよう｣
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (3月25日 1時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
ンフフ - ボクは占いツクールで読んだものの中で一番これが好きです！更新頑張って下さい！ (2022年6月21日 22時) (レス) @page45 id: 23150a6704 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 終わ…？！え…？続きないんですか…？？こんなにもいいところなのに…？？？面白かったです！ (2022年5月9日 17時) (レス) @page49 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
可燃物 - はじめまして!一気読みしてしまいました!すごい面白いです!更新無理せず頑張ってください! (2021年9月19日 23時) (レス) id: 3af77494df (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 面白いです！ (2021年8月24日 22時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：筰(さく | 作成日時：2020年6月26日 21時
