吹奏楽部*第十一 ページ16
*林檎視点*
『誕生日』『似合ってる』
先輩の言葉が私の心を突き刺す。
冷たい言葉のようにグサグサと刺さる。
言葉がナイフなら、私は跡形もなく、死ぬだろう。
「憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い」
私の心は、どろどろとした感情でいっぱいだった。
”憎い”ただそれだけ。
あの子が、理衣が。
もし、私が同じパートだったら?
もし、私が今日誕生日だったら?
もし、私がこの場に倒れたら?
先輩は
先輩はどう対応してくれますか?
あの子と同じように扱いますか?
私、好きなんですよ。
狂いそうなほど。
気がついたら、私は涙を流していた。
*********
*A視点*
誰かが泣いている。
僕は何故か、その音がはっきり聞こえた。
アスファルトの付近咲いている花は鮮やかで、少し濡れていた。
後ろに人影が。
林檎「先輩」
聞き間違えるはずがない。
あいつだ。
林檎の目は赤くなっていて、唇は震えていた。
最初に思ったことは、怖い。
目は虚ろで、酷く疲れた顔をしている。
*********
*林檎視点*
『大丈夫?』
先輩から、声を掛けてもらった。
それだけで、私は幸せだった。
先輩は、先輩は、先輩は、先輩は
誰が好きなの?
教えて下さい。
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澪(プロフ) - 私クラやってるんで自分のことのように読めましたw現実ヤバイけど (2014年4月3日 22時) (レス) id: 288426e311 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるふわ - ハル先輩めちゃ可哀想wwあ、私うごメモやってます!ユザネは[ふるーと]です(^_^ゞ (2013年10月23日 6時) (レス) id: 2612f2e1f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*佐伯* | 作成日時:2012年12月8日 11時