追いついた心 ページ40
「だからいつもダメなやつに捕まるんだろ？」
真太郎さんのことがあってからあまり泣いてなかったのに…
その言葉がスイッチだったみたいに、自分でも信じられないくらいの涙が溢れた。
みんな優しかった。
みおちゃんも絵美ちゃんも泣いていいよって言ってくれたのに泣けなかったのに…
自分の中でも、もうわかってたことって思ってたのに…
隆ちゃんもその涙にびっくりしたみたいで…
「なんだよ、そんなに泣くようなこと言った？
悪い、冗談、今の無し。」
慌てたように言ってどいてくれた。
だからすぐに起き上がったけど、腰が抜けたみたいになって動けない。
その場にへたり込んで、声を殺して泣いた。
「月子、ごめん。
泣かせるつもりなかった。
ごめんな。
冗談ってわけじゃねーけど…ほんとにごめん。」
隆ちゃん困ってる…。
なんとか立ち上がって外に出たけど…家に帰ればお兄ちゃんがいる。
家とは反対側に走って…お店に来た。
休み…誰もいない。
そこで改めて声を上げて泣いた。
これは、ホントは吉さんと付き合う前に、流さなきゃいけなかった涙。
我慢してないって言い聞かせて、流してなかった涙。
どんくさい私が、今やっと泣けたんだ。
やっとそこまで自分の心が追いついたんだって思った。
真っ暗な中、一人で長い時間座ってた。
膝を抱えて、黙ってた。
こうしてたらいつも、いろんなことに心が間に合ってきたから。
落ち着いてきたら、吉さんに会いたくなった。
顔を洗って、お店においてあるメイク直しの道具で軽くメイクした。
ゆっくり歩いて、駅前ビル、それでもあっという間につく。
２階の愁ちゃんのお店、電気点いてる。
みおちゃんもいるんだろうな…。
いつもなら２階によるけど、最上階のボタンを押した。
お店の前、立ち止まった。
中は混雑してる。
大勢の人の声と、お店の皆さんの声…まだ、ファミリーの多い時間帯だ。
仕事中…だめだよね。
行き場をなくして、家に帰ろう、お兄ちゃんご飯困るって思ってたら、エレベーター待ってたら呼ばれた。
「月子さんちゃう？」
振り返ると健二郎さんだった。
「やっぱり。
何？入らへんの？
オーナー今から行くって電話入ったからもう来るよ。
待ち合わせやろ？」
何も知らない健二郎さんは、笑顔で中で待っててと言ってくれた。
まだ吉さんいないんだ。
今なら…心配かけなくていい。
「待ち合わせじゃないから、来たこと黙ってて。」
「言わないでって…。
月子さん泣いてたやん。」
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みお(プロフ) - 将ちゃま男らしいっす(^_^*) これ以上の波風は立てたら気まずい空気になっちゃうから、堪えてね。 隆二はすんなり引かんやろうな。（ーー；） まぁ男気は持ってるから小狡い仕掛けはせんやろし、できんやろ(爆) (2020年4月1日 0時) (
レス) id: e2d17f76d5 (このIDを非表示/違反報告)
黒木蓮(Kuroki･Len)(プロフ) - 皆、ありがとう(はあと) (^з^)-☆ ﾁｭｯ (2020年3月31日 22時) (レス) id: 6a7a2c1ba4 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - つくよみさん» 将ちゃまと月子も入ってんに決まってるやん*\(^o^)/* ４人でワンセット(爆)(*ﾟ▽ﾟ*) (2020年3月31日 22時) (レス) id: e2d17f76d5 (このIDを非表示/違反報告)
つくよみ(プロフ) - みおさん» 愁達の達に私も入ってるんかしら？個別でも用意するよ！お姉ちゃんだからね(*^^*) (2020年3月31日 22時) (レス) id: 582338d1af (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - ねえ〜達もあちゅいあちゅい(笑) ベビちゃん用品って色んなの揃ってて迷う〜ヽ(´o｀； ママとねえ〜は無駄の無い買い物で尊敬です。(*^▽^*) みおからもプレゼントするんで欲しいの選んでね。 愁達からも徴収するからお高いのでも大丈夫よん*\(^o^)/* (2020年3月31日 21時) (レス) id: e2d17f76d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月詠 | 作成日時：2020年3月23日 2時
