メッキ剥がしの鴨 ページ25
「おばあちゃん、最近、朝の珈琲会、行かないね。」
長いこと、お店に立っていた祖母は、店を引退してから、毎朝の楽しみは、近所のやはり引退したおばあちゃん達と、哲也くんのお店で集まってのコーヒーとお喋り。
それに行くから、それなりにお洋服も着替え、お化粧もして、家から外に出るということをしていてくれたのに…。
最近その会にあまり行かない。
見かねた祖父が、時々午後の散歩に連れ出すくらいだ。
「そうでもないよ。」
なんて言ってくれるけど、ホントは私やけいたんに気を使って、言わない。
おばあちゃんのお仲間たちは、あの人の雑貨屋のお客だから。
あなたも行こうと誘われるのが嫌だから。
「うちの可愛い孫達に、嫌な思いさせるような人の店に行けるわけ無いだろうに。」
母に言ってるのを聞いちゃった。
「それに、啓司さんだって、絵美のために、この家のために、頑張ってくれているんだよ。」
祖母の気持ちは、とても嬉しい。
でも、引きこもりがちなのは心配だよ。
だけど、別の目的を持っての、優しさのメッキなんて、だんだん剥がれてくるもので…。
ある日、
「うちの親が騙されて、アンティークでもないものを、アンティークだと偽って買わされた。
詐欺だ！」
と、新しくこの辺に来た住民から、声が上がってしまったのだ。
商店同士には通じることも、新しく来た方には、通じない。
なぜ、そのままにしておくんだ、商店街は問題にしてないのか、と騒ぎになった。
＊＊＊
その日はひどい雨で、何をするにも億劫で…
両親は古い友人と温泉旅行に行き、旦那は仕事、仕方なく息子を見ながらの店番。
こんな日でも、家に居場所のない、暇な時間だけはある年寄はやってきた。
茶菓子持参。
色んなものを色んな人が持ってくるから、お茶だけ出せば良かった。
いつもの年寄りなら、それで良かった。
その日は、途中で初めてのおばあさんがひとりで来た。
新しい鴨だと、相手をした。
嫁や息子の愚痴を言いつつ、家の商品を眺めたあと、
「あの隅のカップは売り物ではないの？」
そう聞かれた。
それはフランスの小さなアンティークショップで、まだ若い頃買ったもので、気にいってたから、鑑定にも出さずに、自分で楽しんでいたものを、棚がさみしいからと、売れもしないと飾っていたものだった。
「あれは、古いものってだけで、もっといいものが…」
カップ類ならたくさんあったし、お高いものも鑑定してもらったものがたくさんあった。
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みお(プロフ) - 将ちゃま男らしいっす(^_^*) これ以上の波風は立てたら気まずい空気になっちゃうから、堪えてね。 隆二はすんなり引かんやろうな。（ーー；） まぁ男気は持ってるから小狡い仕掛けはせんやろし、できんやろ(爆) (2020年4月1日 0時) (
レス) id: e2d17f76d5 (このIDを非表示/違反報告)
黒木蓮(Kuroki･Len)(プロフ) - 皆、ありがとう(はあと) (^з^)-☆ ﾁｭｯ (2020年3月31日 22時) (レス) id: 6a7a2c1ba4 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - つくよみさん» 将ちゃまと月子も入ってんに決まってるやん*\(^o^)/* ４人でワンセット(爆)(*ﾟ▽ﾟ*) (2020年3月31日 22時) (レス) id: e2d17f76d5 (このIDを非表示/違反報告)
つくよみ(プロフ) - みおさん» 愁達の達に私も入ってるんかしら？個別でも用意するよ！お姉ちゃんだからね(*^^*) (2020年3月31日 22時) (レス) id: 582338d1af (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - ねえ〜達もあちゅいあちゅい(笑) ベビちゃん用品って色んなの揃ってて迷う〜ヽ(´o｀； ママとねえ〜は無駄の無い買い物で尊敬です。(*^▽^*) みおからもプレゼントするんで欲しいの選んでね。 愁達からも徴収するからお高いのでも大丈夫よん*\(^o^)/* (2020年3月31日 21時) (レス) id: e2d17f76d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月詠 | 作成日時：2020年3月23日 2時
