WILD DOCTORS 16

絵美に叱られた ページ23

なんだ？
みんなの彼女？
女王様？
そこまでいい女でもねーじゃん。

時々女の方から手を繋ぐ。会話するわけでも、顔見合わせたりもない。

ん？なんか渡してる？まさか変な薬じゃねーだろな。

こっそりその瞬間を写真に収めといた。

男がいなくなると女は広いゲージで犬と遊べるコーナーで遊び始めた。犬は好きなようだ。何か話しかけながら触ってる。

「春、あのおねーちゃんのところにいるわんこ触らせてもらいな。
お父さん写真撮ってやるから。」

メガネをかけて変身。
とまでは行かないけど、もしかしての時のため。

「おねーさん、触らせて？」

「いいよ。
ひとり？」

「お父さんあそこからワンワンとお写真撮ってくれる。」

その女がこっちをみる。

「すみません、犬と娘だけ撮りますから、お願いできますか？
あなたは撮らないので。」

「いいですよ。」

春のおかげでその子の写真もハッチリ撮れた。父娘探偵バンザイだヽ(´▽`)ﾉ
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どころか家で今日の話をして犬の写真を見せて家族で笑ってる時まではご機嫌だった絵美が…

子供が寝て、二人だけになり、探偵の手柄を話すと…

「ちよっと、何してるの？けいたん。」

「え？」

「娘にこんな危険なことさせて、父親でしょう？万が一があったらどうするの！(`^´)」

「近くで見てたし…。」

「けいたんの顔知ってたら？
HP見たら写真入りで紹介されてるんだよ！」

「ほら、これ、この眼鏡で変装したからさ。」

「こんなのすぐバレるでしょ！
かっこよくなってる だけじゃん！
(°_°)ﾉﾎﾟｲｯ」

「眼鏡が( ﾟдﾟ)ﾄﾝﾀﾞ
でも、かっこいいって？
これ、新しいの似合ってる？」

「(ｕ_ｕ*)似合ってる…。」

「春意外と人見知りしなくてさ、助けてくれたよ。
もうしないから、許して。」

「約束だよ。」

でも、春との探偵意外に楽しくてワクワクしたな♪

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てーたんいない時の女子会で話してたこと聞いたの。
んでそのＪKを啓司と見にいった。

ふーん。
てーたんに目をつけないなんて、見る目ないね(￣ー￣)ﾆﾔﾘ

ＪKお子ちゃま。
だからてーたんの大人の男の魅力がわかんないんだよね。

「カワイイとかいわれてるけどな。」

「あ、ケンチ。
心読まないでくれる？
魔法つかいなんだから！」

「哲也の考えそうな事はわかるの、ながーい付き合いだからな。
あの子、なんかあるの？わがままさせてるわけがある？」

「調べますか…、」

パソコンを開いた。

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