真実はどこ? ページ8
なんか報告によれば月子ちゃん夫婦がいい感じ。
俺もアピールしとかないと、記憶が戻ったらやばいからね。
月子ちゃんが一人になることがなかなかない…。
ダンナの仕事の来客中に行けばいいよね。
来客なんて作っちゃえばいいし、 新規は時間かかるんだよね?
公認会計士さん。
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お客様だ。
健一さんのお仕事の方だ。
お茶を入れないと。
キッチンでお茶を入れていたらいつの間にか知らない男の人。
「あ…ど、どなたですか…
あの…私…」
どうしよう…。
「驚かせてしまってごめん。
ほんとに記憶ないんだね…」
私を…知ってる人?
「僕は岩田剛典、君の従兄弟。
それから…前は…フィアンセだったんだ。
でもあの人に君を奪われて…」
「あの…私、あなたと婚約を?」
「そうだよ。二人で幸せにしていたのに…あの人が君を…無理やり…
だけど亡くなったお祖母様が君の為にはあの男と結婚した方がいいって…」
健一さんが私を?
あんなに優しくて穏やかな人が?
私を…無理やりに?
「でも、ずっと小さな頃から一緒だった君を忘れられなくて。
君も同じで…僕らは隠れ会ってたんだ…。
だから君が記憶をなくした夜も僕はずっと待ってたんだ。
助けられなくてごめん。」
この人と隠れて?
子供の頃から…好き?
よくわからない…
健一さんのこと好きだったんじゃないの?
お話してくれたの嘘なの?
高校生の頃から一緒って…。
二人だけで式を挙げて寝室に飾ってあるドレスを着て…
マリア様に誓って…
いつかまた行こうって…健一さん
昨夜も寝るまでそばにいてくれてそんな話をしてくれた。
「月子ちゃん…ごめんね。
とても辛かったんだよね。
大丈夫、必ず助けるから待っててね。」
剛典さん…泣いてる…。
この人の言うことがホントなの?
「月子ちゃん…」
剛典さんに腕を掴まれた…。
怖い… どうしたらいいの?
「岩田さん!何してる?」
健一さん…
「お話していただけですよ。
記憶ほんとにないんだなって。」
「もう、勝手に入らないでもらいたい。
契約は解除してます。
ここは僕たちの家ですから。」
「月子ちゃん、また来る。」
「月?大丈夫?
何もされてない?
お客様が来ててすぐ来られなくてごめんな。
怖かったね…。」
抱きしめられそうになって体を固くした。
健一さんは悲しそうな顔で手を引っ込めた。
「ごめんな…怯えないで。
嫌なことはしないから。」
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つくよみ(プロフ) - よぅさーん( ´ ▽ ` )ノありがとです(*^_^*) (2019年4月12日 13時) (レス) id: 582338d1af (このIDを非表示/違反報告)
y0u(よぅ)(プロフ) - おぉ〜!!月詠さん、誕生日おめでとうございます!! そして、移行おめでとうございます♪ (2019年4月12日 12時) (レス) id: 689dff7acf (このIDを非表示/違反報告)
つくよみ(プロフ) - 黒木蓮(Kuroki・Len)さん» 絵美たんありがとー( ´ ▽ ` )ノ そうね、オイチイモノは楽しみに取っておいて、回復したらご褒美に食べるね(*^_^*) (2019年4月12日 11時) (レス) id: 582338d1af (このIDを非表示/違反報告)
つくよみ(プロフ) - ユキさん» ユキちゃんありがとー( ´ ▽ ` )ノ 誕生石ダイヤ、ヴィトン好き♪お金のかかる生き物のようです(笑)(;^ω^) (2019年4月12日 11時) (レス) id: 582338d1af (このIDを非表示/違反報告)
黒木蓮(Kuroki・Len)(プロフ) - 皆様、おはこんち〜 (〃´▽`) (2019年4月12日 11時) (レス) id: 6a7a2c1ba4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月詠 | 作成日時:2019年4月2日 22時