増えた悩み ページ25
愁君、みおちゃん、大樹には家で待機しているみんなに状態を伝える為に帰ってもらって、みおちゃんには一週間分の荷物を揃えてもらうよう頼んだ。
月が診察室に入って、検査や処置に回るということなので、男三人で月の部屋になる個室で待っていていいと言われた。
良平と俺が応接に座り、哲也はベッドに腰掛けた。
「何があったの？」
哲也はしっかりわかりたいと言う感じで俺たちを見た。
「岩田に知らされたんだ。
殺されかけたことも、離婚届の事も。」
良平の言葉に哲也は拳を握りしめた。
「何なんだよ、あいつは！」
言葉もなく俯いた俺に哲也は
「だからって捨てるなよ。
いなくなるなよ。」
そう言った。
「約束したから離れない。
またやり直しでも構わない。
嫌われたなら思い出してもらうまでそばにいる。」
「辛いことだけ思い出さなきゃいいんだけどな。
あいつも可愛そうだからよ。」
哲也はそう言うと、飲み物買って来ると部屋を出ていった。
「あの様子じゃ月子はお前を信じられなくなってるな」
良平は悲しそうな目で俺を見た。
「だろうな…。
岩田の言ったこともあってるんだ。
言えなくなってた…うまくいってたから。
月が甘えてくれるのが嬉しくて言えなかったんだ、俺。」
「言えねーよ、俺でも。
何でも言えばいいわけじゃねーだろ。
それはいずれ月子にもわかる。
今は混乱してるんだ。
わかってやってくれ。」
そこに途中であったと哲也と将吉が入ってきた。
愛ちゃんから連絡もらったからと仕事終わりに駆けつけたようだ。
「岩田の野郎なんとかしてもう二度と近づかないようボコってやりたい。」
将吉には本当に合わせる顔がない。
帰ってきたとき不安そうに将吉の袖を掴んでた月が思い出された。
それでも月の記憶を戻すのは俺だって言ってくれたのに。
「ケンチ君も順番に言おうと思ってたのにね。
いなくならないであげてね。
月姉はきっといつかはちゃんと思い出すからさ。」
それから俺はあの夜のことを話した。
そしてその影は岩田ではない気がしたということも。
「岩田の秘書とかは？
勝手に岩田の気持ちを考えて、気に入られようとしてやった。」
確かに哲也の言うとおりかもしれない。
だけどあいつにそこまでの信頼があるだろうか。
悩みは増えてしまった。
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つくよみ(プロフ) - よぅさーん( ´ ▽ ` )ﾉありがとです（*^_^*） (2019年4月12日 13時) (
レス) id: 582338d1af (このIDを非表示/違反報告)
y0u（よぅ）(プロフ) - おぉ〜！！月詠さん、誕生日おめでとうございます！！ そして、移行おめでとうございます♪ (2019年4月12日 12時) (レス) id: 689dff7acf (このIDを非表示/違反報告)
つくよみ(プロフ) - 黒木蓮(Kuroki･Len)さん» 絵美たんありがとー( ´ ▽ ` )ﾉ そうね、オイチイモノは楽しみに取っておいて、回復したらご褒美に食べるね（*^_^*） (2019年4月12日 11時) (レス) id: 582338d1af (このIDを非表示/違反報告)
つくよみ(プロフ) - ユキさん» ユキちゃんありがとー( ´ ▽ ` )ﾉ 誕生石ダイヤ、ヴィトン好き♪お金のかかる生き物のようです（笑）（；^ω^） (2019年4月12日 11時) (レス) id: 582338d1af (このIDを非表示/違反報告)
黒木蓮(Kuroki･Len)(プロフ) - 皆様、おはこんち〜 (〃´▽`) (2019年4月12日 11時) (レス) id: 6a7a2c1ba4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月詠 | 作成日時：2019年4月2日 22時
