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血を濃く継ぐもの ページ16

「珍しいお客様ですね、どうぞ。」

屋敷に入ると二度目のセキュリティ。
門のところでも散々やられたのに。

「相当あくどいことやってんの?
 ここまでセキュリティいる?」

そう言いながら案内された部屋は、ばーさんのいた頃からはかなりリノベーションされた応接室。

「変われば変わるもんだね。
 別の家に来たみたいだ。」

そう言いながらソファに座ると深く体が沈んだ。
秘書なのか女性が紅茶を出してくれた。

「何が用ですか?
 哲也さんが僕を訪ねてくれる
 なんて嬉しいですね。」

「わかってんだろ?
月子にくだらなーこと仕掛けてんじゃねーぞ。
ずぐバレるのわかりきってるだろ?
何目的だよ。
暇じゃないだろ?」

「優しくされてるうちにずっとそばにいて欲しくなった。
旦那が帰っても記憶は戻らない。
それなら別にあの男が特別なわけじゃない。」

「月子の気持ちはどこ行った?
 お前が好きなのか?」

「これからさせますよ。
時間をかけて記憶を入れ替える。
そうすれば月子ちゃんは幸せな過去と現在と未来を手に入れる」

「幸せかどうかは月子の決める事。
たぶん不幸せだろうけど。
妹のあとは姉かよ。
鬼畜だな。」

「妹のことは愛してないだろ?
姉のことは好きになった。
別物だよ。」

ゆきの前で言ってみろ!
ただじゃおかねーぞ。

「好き?
お前はただ自分が欲しい時そばにいて、話を聞いてもらいたいだけだろ?
月子の病気がひどくなって、話も聞けなくなれば捨てるんだろ?
そんなもん好きでも恋でもない」

「ほんとに、哲也さんは僕の邪魔ばかりするんだよね。
お祖母様そっくりだ。
正論しか言わない、それで人を論破してしまうんだ。」

「お前みたいなずる賢い奴は正論で責めるのが1番だからな。
何も言えなくして言い聞かせる。
ばーさんも知ってたんだ。
あの人も岩田をここまで大きくしたんだ。
百戦錬磨だろ。」

「あまりに大きくて、俺にはキャパオーバーですけどね。」

「父親がいるだろ?」

「あの人はだめだよ。
お祖母様の手で転がされてただけ。
商才も、勇気も、決断力も人望もましてや交際力すらない。」

「寂しいわけか。
なら俺が話聞いてやるよ。
月子の分も全部な。
その代わり、俺とお前の話だ。
他は一切関係ない。」

「断る。帰って下さい。
僕はほしいものは手に入れますから。
あなたに聞いてほしいわけじゃないから。」

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設定タグ:EXILE , EXILETHESECOND , 三代目JSoulBrothers   
作品ジャンル:エッセイ/日記
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つくよみ(プロフ) - よぅさーん( ´ ▽ ` )ノありがとです(*^_^*) (2019年4月12日 13時) (レス) id: 582338d1af (このIDを非表示/違反報告)
y0u(よぅ)(プロフ) - おぉ〜!!月詠さん、誕生日おめでとうございます!! そして、移行おめでとうございます♪ (2019年4月12日 12時) (レス) id: 689dff7acf (このIDを非表示/違反報告)
つくよみ(プロフ) - 黒木蓮(Kuroki・Len)さん» 絵美たんありがとー( ´ ▽ ` )ノ そうね、オイチイモノは楽しみに取っておいて、回復したらご褒美に食べるね(*^_^*) (2019年4月12日 11時) (レス) id: 582338d1af (このIDを非表示/違反報告)
つくよみ(プロフ) - ユキさん» ユキちゃんありがとー( ´ ▽ ` )ノ 誕生石ダイヤ、ヴィトン好き♪お金のかかる生き物のようです(笑)(;^ω^) (2019年4月12日 11時) (レス) id: 582338d1af (このIDを非表示/違反報告)
黒木蓮(Kuroki・Len)(プロフ) - 皆様、おはこんち〜 (〃´▽`) (2019年4月12日 11時) (レス) id: 6a7a2c1ba4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月詠 | 作成日時:2019年4月2日 22時

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