それでもお兄ちゃん 4

愁のダメ出し ページ11

「もうやるって言っちゃったもん！」

「言っちゃってもだめなもんはだーめっ！
今はいつもとは違うんだからな！
おとなしくしなさい。」

「じゃあ、愁は月姉が岩田にまた変なことされてもいいの？！」

「よくねーけど、病気の月さんと妊婦のみおがいて、男の岩田が本気出したら意味ねーだろ？
今夜はオレ仕事あるし、だめだからな！わかったな！」

「え〜！愁〜ねーねーねーねー。
お願い、ねっ？ねっ？
今日だけぇ〜、ちゅーしてあげるから。
ほらほら(´ε｀ )ﾝﾝ〜」

「(´ε｀ )ちゅー我慢する！
赤ちゃん1番なのっ！
月さんに聞いてごらん、だめって言うから！」

「ゴロゴロしても？」

「ゴロゴロしてもだめっ。」
.
.
.
「当たり前だよ。
愁君の言うとおりだよ、やめて。
またお願いすることも出てくと思うから、その時助けてね。」

「でね、建兄、今夜行けなくて…。
　ほんとごめん(._.)」

「仕方ないよ。気にしないで。
月には鍵締めて出ないように言っておくから。」

今夜はみお意外は全滅なんだよね。
でも、愁とケンカしたくないし…。

「哲兄、みおの代わりに…」

「悪い、今夜は雪花の親が来るの。
　将吉に聞いてみ？」

まぁ、岩田よりはシス(ΦωΦ)のがいいかな。

「えー？！行きたいのに〜。
　今夜は歌入れあるんだよなぁ。
　また今度も変わってね、みおちゃん。」

そういうときだけちゃん言うな！
絶対変わってあげない！
.
.
.
「月？今夜みおちゃんがね、」

「うん、これないんでしょ？
　大丈夫だよ。」

「ん、なるべく早く帰るから。
鍵を閉めて、誰か来ても開けちゃだめだよ。
絶対だよ、俺は自分で入るからね。」

「そうするね。
　健一さん？もしもし？」

「どうした？」

「早く帰ってきてね。」

「お土産買っていくから。
　いい子にしてるんだよ。」

早く帰ってきてね。だって。
久々に聞いた♪かーわいい。
まじでさっさと用事済ませて帰ろ。

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