兄、帰宅 ページ1
三人が帰ってきた。
八百屋を手伝っていた大樹君の声でそれを知った。
良陽を寝かせるために、一緒に本を読んで横になってたから、私のほうがうとうとしてて、慌てて起きた。
「ゆきねーちゃん行って。
私寝てるから。」
良陽に言われて急いで階段を下りた。
そこには健一兄さんもいた。
「ただいま！」
絵美ちゃんはニコッとしてピースしてくれたからホッとした。
「ただいま。」
良兄は言って私の頭をぽんとした。
哲兄はブスッとして黙ってた。
「おかえりなさい。」
健一兄さんに言うと
「ただいま、ゆきちゃん。
色々とごめんな。」
って優しく言ってくれた。
やっぱり痩せた。
「陽、飯だけ頼む。
食べたら向こう行くから。」
良兄から電話があったから、陽ちゃんはすぐに用意して出した。
絵美ちゃんもすぐに手伝ってた。
四人は口数少なく食事をして
「じゃあ行くか。」
って言う良兄の言葉を合図に月姉の待つ家に行くことになって、私陽ちゃんも大樹君にお願いして行くことにした。
月姉の待つ家には啓兄とみおちゃんが寝てしまった双子と瑞樹を愁兄に任せてきてた。
雪花ちゃんは車で来た。
その車の後ろに灯里が寝てた。
中から愛ちゃんが出てきて、みんなを迎えてくれた。
「お疲れ様、おかえりなさい。」
健一兄さんはここでも
「色々とごめん。」
みんなに謝ってて、なんだか可愛そうになった。
みんなが期待してた、信じてた。
健一兄さんの顔を見たら、月姉の記憶は一気に戻って
「健一！」
ってしがみつくんじゃないかって。
健一兄さんが寝室に入ったとき、月姉はベッドの上に体を起こして座っていて、ベッドに座ってる将兄の服の袖を不安そうに掴んでた。
「おかえり、ケンチ君。」
将兄は言った。
「ごめんな。」
健一兄さんは将兄にも謝って月姉を見ると、そっとそばに寄った。
「ただいま、月。」
そう言った健一兄さんを見上げた月姉は、将兄を不安そうに見た。
「月姉、良かったね。
ケンチ君帰ってきたよ。」
「…ごめんなさい。
私記憶がなくて…。
きっと私を知ってる方なんですよね？」
みんな一気に力が抜けた。
哲兄は黙って車で待ってる灯里の
ところへ行き、啓兄は舌打ちした。
みおちゃんは
「なんで？」
って泣いた。
絵美ちゃんはそっと月姉に近づくと
「月ちゃん、月ちゃんがずっと待っていた人だよ。
健一郎さんて名前で、月ちゃんは健一って呼んでたよ。」
そう言った。
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つくよみ(プロフ) - よぅさーん( ´ ▽ ` )ﾉありがとです（*^_^*） (2019年4月12日 13時) (
レス) id: 582338d1af (このIDを非表示/違反報告)
y0u（よぅ）(プロフ) - おぉ〜！！月詠さん、誕生日おめでとうございます！！ そして、移行おめでとうございます♪ (2019年4月12日 12時) (レス) id: 689dff7acf (このIDを非表示/違反報告)
つくよみ(プロフ) - 黒木蓮(Kuroki･Len)さん» 絵美たんありがとー( ´ ▽ ` )ﾉ そうね、オイチイモノは楽しみに取っておいて、回復したらご褒美に食べるね（*^_^*） (2019年4月12日 11時) (レス) id: 582338d1af (このIDを非表示/違反報告)
つくよみ(プロフ) - ユキさん» ユキちゃんありがとー( ´ ▽ ` )ﾉ 誕生石ダイヤ、ヴィトン好き♪お金のかかる生き物のようです（笑）（；^ω^） (2019年4月12日 11時) (レス) id: 582338d1af (このIDを非表示/違反報告)
黒木蓮(Kuroki･Len)(プロフ) - 皆様、おはこんち〜 (〃´▽`) (2019年4月12日 11時) (レス) id: 6a7a2c1ba4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月詠 | 作成日時：2019年4月2日 22時
