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ホントの大丈夫 ページ7

「ここにいれば安心だから。
この階は人も少ないし、セキュリティ固いから。」

「愁君ごめんね。」

愛ちゃんは頭を下げる。

「なーに言ってんの。
 愛ちゃんこそ被害者じゃん。」

「私まで来ちゃって…。」

「月姉もいいの。
そもそもここ健一兄がキープしてったんだから。」

愁にお願いしていったらしい。
セキュリティの固い、介護の人も優秀な方を頼むって。
景色のいい部屋を。
お金は必ず払うから気にしないで請求書回してって。
さっすが健一兄。
妻大好きの見本。
心配性の権化。

二人は一緒の部屋に入った。
本来そこは月姉の部屋で愛ちゃんの
ベッドは健一兄が使う予定のもの。
愛ちゃんにも部屋を用意しようとしたら、寂しいから月ちゃんと一緒にという事で、月姉は喜んで受け入れてた。

愁は月姉に1日1回の医師の診察を受けることを伝えて、あとは楽しくと笑っていた。
夕食は私もふたりの部屋でふたりと同じものを食べたけど、温かいし、デザートは後出しで冷たくて美味しかった。

職員の方にはひとりずつ挨拶して事情を説明し、丁寧にお願いして情報を漏らさないようにした。

一応健一兄には愁から事情を話して、月姉が施設にいることを伝えた。
心配性はさらにプラスされ、電話は増えた。(料金いいの?)
月姉はよくウザくならないなぁ。

その夜遅く、将兄が愁に連れられて施設の二人の部屋にやってきた。
将兄を見た瞬間、愛ちゃんは声が出なくて月姉にしがみついた。

「おかえり。
話したいこと全部話して、将ちゃん。」

月姉は冷静。

「愛ちゃん、びっくりしたよね、ごめんね。
だけど、ホントじゃないから…。
今度、あの女優さんとドラマがあって…。
でも、オレそういうのできないし、ずっと
断ってた。
そしたら向こうの事務所からあの人が凄い腹たててるから謝りに行ってくれってこっちの事務所に連絡あって…。
で、マンションまで行ったんだよ。」

「手は?なんで手を繋ぐの…?
なんであんな風に楽しそうなの?
おかしいもん。」

「笑ってない…なにか聞かれて答えた瞬間を撮ったら偶然あの顔だったの。
手も向こうが歩いきて手を握った瞬間なの。ホントだよ。信じて。」

「簡単には信じたくない。
 少し考えさせて。」

「将ちゃん…少し愛ちゃんに甘えすぎてない?
愛ちゃんは、将ちゃんのやることに全部賛成して、笑顔で大丈夫大丈夫って言ってくれてたよね?
それってホントの大丈夫なのかな?」

姉と恋人の違い→←守れ!



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作品ジャンル:エッセイ/日記
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みお(プロフ) - どんな終結迎えるんだろう? 健兄の主張が何処まで届くやら(・_・;) 哲兄、シス兄は疑いの目バチバチだし良兄はどう思ってるのかな? 女子チームは子供達も居るから危ない会話はしないだろうな(*^-^*) オママゴトのネタになったら大変だしね(笑)(。ノωノ) (2019年3月27日 0時) (レス) id: 3dd427fe94 (このIDを非表示/違反報告)
黒木蓮(Kuroki・Len)(プロフ) - 健一くんのみにあらず、被害者、他にもいるかもね。(o^ O^)シ彡☆ (2019年3月26日 23時) (レス) id: 6a7a2c1ba4 (このIDを非表示/違反報告)
黒木蓮(Kuroki・Len)(プロフ) - クリーニング屋のオジサンったら、一体、何人のオネエ様方に手を出したのかしら?モモちゃん・リンゴちゃん・アンズちゃん・スモモちゃんあたりかな? (o^ O^)シ彡☆ (2019年3月26日 23時) (レス) id: 6a7a2c1ba4 (このIDを非表示/違反報告)
黒木蓮(Kuroki・Len)(プロフ) - ではでは、せっかく女性たちが月ちゃん宅へ集合したところで、皆、このまま一泊させて貰おうよ。筋肉ムキムキマッチョな厳つい男性陣たちも、今夜はもう遅いので、狭いかもだけど我慢して、本家で雑魚寝してね〜。(* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪ (2019年3月26日 23時) (レス) id: 6a7a2c1ba4 (このIDを非表示/違反報告)
黒木蓮(Kuroki・Len)(プロフ) - わたし考えていたのだけど、クリーニング屋のオジサン、ちょっと匂うので問い詰めてみる?実は、クリーニング屋のオジサンの持ち物だったのだけど、奥様にバレるのを恐れて、偶々目に入った健一くんのスーツの内ポケットに入れたとかも考えられるんだよね。(´Д`ノ)ノ (2019年3月26日 23時) (レス) id: 6a7a2c1ba4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月詠 | 作成日時:2019年3月11日 0時

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