残酷なシチュエーション ページ23
その夜やっぱりAちゃんは
出てこなくて。
朝食は作ると言ってくれたのに
オレは廊下にいた。
いなくなられるのは嫌だ、
それだけだった。
目が覚めたら、毛布がかけられてて
クッションが背中と壁の間や周りに置かれていた。
出てきてくれたんだ…。
でも寝ている間に出ていったの？
不安に思っていたら
ガチャ
ドアが開いて出てきたAちゃん
俺を見てバツの悪そうな顔をして
「おはようございます。」
って言ってくれた。
「おはよ。」
って言うとしゃがんで目線を
合わせて微笑んだ。女神の笑顔だ。
「一晩中そんなとこにいたら身体
痛いでしょ？
少し休んでください。
シーツとか変えておきましたから
ご飯できたら起こします。」
下に行こうと立ち上がった
Aちゃんの腕を取った
「出て行っちゃわない？」
「はい。」
「絶対？泣くほどやなこと
したのに？」
「少しびっくりしちゃっただけ。」
「嫌いじゃないの？」
「嫌いじゃないです。」
安心したのか疲れてたのか
Aちゃんの香りがするベッドで
爆睡した。
「哲也さん、起きてください。
ご飯できましたよ。」
ホントは起きてたけど…
起こされたくて寝たフリした。
「哲也さーん。起きて。」
うわーいいなぁこれ。毎朝やって。
「2回目おはょ。」
「おはようございます。」
おはようのキスとか言ってみたい
けど今日はやめとこ。
ほんとに出ていっちゃう。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
「ランチ」
うわ…ケンチから近寄るなオーラ。
黙っとこ。
「今日のランチは生姜焼きだよ。
おまたせ。」
眉間にしわ寄せちゃって、怖いの。
「紫音と別れる。」
え？今何語話したの？
「聞いてる？紫音と別れる。」
「なんで？」
「1つじゃないけどな。
長くいすぎた。あとは結婚
しよーかなって思って。」
「はぁ？紫音ちゃんとしねーの？」
「あいつは結婚には向いてない。
それにもっと上を目指せるから。
たぶんあいつも思ってると思う」
まぁ、確かに紫音ちゃんは結婚して
料理や掃除できるとは思えないけど
結構長かったからびっくり。
「いつ言うの？」
今からこことかやめてね。
俺、昼からパン焼く日だから。
「今夜、予約してある、フレンチ」
うわ〜それはプロポーズでしょ？
別れ話には向かないわ。
「残酷じゃない？」
「急に決めたから。
なんかきっかけないとな。」
「何があったんだよ。」
「海外撮影中の浮気。」
「それ、なんでわかったの？」
「わかんない方がだめだろ？」
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みお(プロフ) - 幸せ狼さんにママゴンの嫌がらせ最悪(●`ω´●) 金に物言わせて自分は高見の見物ってずる賢さが腹立たしい(￣0￣) 岩ちゃんが怪我し無くて良かったょ！ 主人公ちゃんこんなことあったけど哲也シャンの側離れちゃあダメだからね！ (2019年2月4日 0時) (
レス) id: 3dd427fe94 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 哲也シャンのどS炸裂(笑) 可愛い間違いなのをいいことに意地悪して楽しんでる←絶対口元緩んでたはず 琴音さんお酒入って甘えるのにも限度が有るからね(;ﾟдﾟ) 恥かくのはケンチ君何だから二人っきりの時は良いとしても友達の前では節度をわきまえようね！ (2019年2月4日 0時) (レス) id: 3dd427fe94 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 蓮さんおネスちゃんにぶつけたらもっと優しくしてって言いそう(*≧∀≦) (2019年2月3日 21時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - バイトの岩ちゃんポメラニアンなら毎日行きたい(*≧∀≦) (2019年2月3日 21時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
黒木蓮(Kuroki･Len)(プロフ) - あらあら、主ちゃんったら早とちり。でも、バイトの子が女の子だと勘違いしてブーたれるところなんて、可愛いところある〜(はあと) (´・∀・) (2019年2月3日 21時) (レス) id: 6a7a2c1ba4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月詠 | 作成日時：2019年1月30日 8時
