WILD DOCTORＳ

進展したーい！ ページ45

「愁！だめ、やめて！」

「声だけ聞いてたらヤバくない？

　録音しておこうかな。」

「利用方法を述べよ。」

愁って呼ぶようになった。
少しずつほぐす時間も増えた。
後半は歩く練習になった。
でも…痛いものは痛い(T_T)

「きゃっ」

「危ないっ！ちゃんと手すり掴んで
　ゆっくり確実に！」

ささえてくれる愁の胸は厚いの
男ッて感じがするの。(*´艸｀*)
あの胸に…キャー(≧∇≦)

でも…あれから全然進まないの
いつまでも患者とリハビリの先生
愁、みおのこと嫌いなんかな…

自信無くなってきた…
ここは仲良しの将ちゃん先生に
相談してみよう。

「そっかぁ。嫌いはないよ、絶対。
　でもさ、この歳で間接チューだけ
　はないよねー。
　オレなんて絶対無理だね。」

「それで月ちゃん
　食べちゃったんだ。」

「そう、あの時は…って違う！
　俺のことはいいの。
　みおちゃんのことでしょ。」

「退院したら終わりそう…
　違うイケメン捜そうかな。」

「待って、おデートしたらいい。
　オレと月ちゃんも協力する。
　最近会えないから心配だし。」

「月ちゃんは浮気なんてしません
　でも極度の寂しがりやのカマチョ
　だからほったらかしておくと
　悪い人達に持っていかれるかも。
　しっかり！将ちゃん先生。」

「月って甘えたかまちよなの？
　知らなかった。」

「我慢してるんだよ。
　将ちゃん先生大事な時だから
　邪魔しちゃだめとか思って。」

「甘えたかまちょ、美味しそう」
将ちゃん先生？目が野獣なってる。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「なんでお前オシて行かない？」

「1回でもいいことしたら
　リハビリ中思い出すし、
　厳しくなれないからさ。
　密着するからさ。」

「でも他に行かれちゃうぞ。
　頑張れよ、とにかく。」

「おぅ。じゃあ飯くお？
　のみ行こうぜ。オレ連れてく。
　外出許可月先生に頼めるし。」

「だな。その後は二組に別れたら
　いいな。それで行こ。」

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「いつの間に相談したの？
　はい、許可の紙ね。」

「ありがと、月先生。」

「私もおデートできて
　嬉しいからいいよ。」

「あら、素直。」

「たまにはね。」

「甘えてほしいって。
　甘えたかまちよのつきちゃんが
　食べてみたいって。」

「何を話してるの？こわーい。」

「だって 大人の相談だもん。
　イケメンハンターみおだもん。」



　

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