お前まで ページ30
将吉先生から事務所でのことの
電話があった。
「もしかしたらお前を頼るかも。
話し合わせといて、頼むな。」
「はい、了解です。」
電話を切ってため息…
敬浩君まだわからないの？
私は毎日いるわけじゃない…
今刑事を仕切るのは将吉先生。
どうする気？
当たり前のように車が、停まって
降りてきたのは敬浩君
眠れてないんだろう疲れた目と
まとった負のオーラ…
「たーくん…泣いてるの？」
ひまも駆け寄らなかった。
「泣いてないよ、ひまお土産。」
「ありやと、たーくん。」
ひまはお土産の木のブロックで
遊び始める。
「なんて顔してんの？」
迎えると肩を落とした。
「Aどっちについてくの？
離れないでよ。」
「何言ってるのかわからないよ。
何かあったの？」
「お前も俺のこと上司としてだめ
だと思ってる？
今の俺そんなにだめ？」
うなだれる敬浩君の頭を撫でた。
「ダサいよ、すごく。
だめだよ、とっても。
今敬浩君が甘えていいのは
凪ちゃんだけじゃない？」
「なんでたよ…結局将吉先生なん
じゃん。黒豹なんじゃん。」
「なめてんの？私は被害者、
そして宝物のひまが被害者。
あんな小さな子が心をやんで、
夜中に震えて高熱出して痙攣
して…そんな姿見て許せる親
なんて親じゃない！
その犯人を思ってる敬浩君に
私がついていくの？
なんでも許せないの。
甘えないでよ！凪ちゃん守るなら
腹決めて守りなさいよ！
悩むふりして立ち止まってる
なら助けられないんだから
やれることしなさい。
そんな敬浩君についていく
わけない。将吉先生についてく。
帰って。」
敬浩君をドアの外に追い出した。
「まーまぁ…たーくんどうしたの？
ケンカしちゃやーよ。」
「ケンカじゃないよ、大丈夫。
たーくんとままはね、
ままとぱぱが会う前から
お友達なんだよ。」
「たーくん泣いてたよ。」
こんな小さな傷ついた子さえ
こうして人を思いやる気持ち
持ってるのに…。
「Aも俺から離れてくのかよ。
なんなんだよ…。
いつでも助けてくれたのに…。」
「マスター、ロック。」
「大丈夫？かなり飲んでるよ。」
目の前でタバコを吸うマスターも
ひまをかわいがってたな…。
「オレ…だめなんだよな…。」
「何拗ねてんの？
わかってるんでしょ？
王子はかっこよくなくちゃ。」
マスターお見通しかぁ…。
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y0u（よぅ）(プロフ) - 雪月花さん» ひぃっ(ノ_＜) タイトル、その意味だったら悲し過ぎますね。。(ノ_＜) でも、今の感じだと本当にそんな感じですね… 一難去ってまた一難…。 (2019年1月7日 0時) (
レス) id: 172c891e37 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 雪月花さん» 雪花ちゃん哀しい事思いついてしまったね(o;ω;o) 今の２人は本当にそうなってしまう可能性あるけど、、、。でもやっぱりひまちゃんと3人幸せな家族でいてほしいですね！ 今の問題を乗りこえたら一層絆の深い家族に成れるはずだから乗り越えて欲しいですね(^_^;) (2019年1月6日 23時) (レス) id: 3dd427fe94 (このIDを非表示/違反報告)
雪月花(プロフ) - この小説のタイトルの「ひとりでいい」は凪に対して２匹はいらない１匹でいい、と思いましたが主人公ちゃんが哲也さんと別れて「ひとりで生きていく」の意味に思えてきました(-_-;) (2019年1月6日 23時) (レス) id: 34b1e2f708 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 悪の元凶の次男坊、愁にまぁペラペラよくしゃべること-_-# 捕まらない自信あるのかしらね！ 娘ちゃんがお母さんの元に帰りたがったって言ってたけど何か話が違ってきてるよね！やっぱり旦那かまとわりついてる女辺りが怪しく思えてきた。メンさん情報頼むょ！ (2019年1月6日 23時) (レス) id: 3dd427fe94 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 健一郎さん本音言っちゃった！冗談めかしてるけどかなり本気で返して欲しいと思ってるはず(;^_^A 哲也先生腹決めないと何時までも元カノの相手してたら元家族になっちゃうょ(｀・д・´) 亜紀遂に本性表して主人公ちゃんに攻撃してきおった-_-# 最悪だわ！ (2019年1月6日 23時) (レス) id: 3dd427fe94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月詠 | 作成日時：2018年12月30日 20時
