凪ちゃんの初公判は? ページ12
「凪ちゃん、これ、やってみる?」
王子から受け取ったファイルを読んで、これならと聞いてみた。
「見せて頂きます。」
普通新人なら喜んでやらんか?
仕事より好みするか?
「凪ちゃん、新人のうちは何でもやらなあかんよ。
その中で、得意分野だけや無くて、経験していくんやから。」
「わかってます。」
その時、事務所におった刑事部は、俺とA先生。
見かねた先生が、言ってくれた。
「松本さん、山下先生の言うとおりで、色々やる方が…」
「土田先生に言われたく無いです。
今はあくまで八木先生のフォローですよね?
それだけやっててください。」
「凪ちゃん。謝って。」
王子が席を立った。
「今のは、先輩弁護士に対して失礼だよ。
A先生に謝って。」
凪ちゃんは唇を噛んだまま下を向く。
「凪ちゃん、ボスが言うてるんや!ちゃんとし。」
思わず声を荒げた。
「すみませんでした。」
それだけ言うと、A先生の返事
も聞かずに出ていってしまった。
「すんません、指導不足です。」
そう言って、凪ちゃんを追いかけた
。
「ちょっと待てって。」
「なんで私が怒られるんですか?
なんであの人に味方するんですか?」
「味方ちゃうやろ?
あれは凪ちゃん悪いで。
もっと素直にならんと、いい先生になられへんよ。」
参ったな…。どんだけお姫さんなんや。
2番目のライオンなんて、とんでも無いで。
「さっきの案件やります。
やらしてください。
勝ちますから。」
「一緒にや、ええな。
依頼人がおるんやからな。」
「はい。」
やっとはい言うたやん。
「Aごめんな。」
「なんで敬浩君が謝るの?
気にしてないから。」
とは言ったものの、ボスの言う事にすぐ反応できないのは問題かな…って思った。
その日は、哲也さんがこっちの病院
で、迎えに来てくれたから、実家に
帰ってから色々話したけど、あまり細かくも話せず食事の後帰るのを見送った。
凪ちゃんの初公判は、傷害。
内容的にも、いい案件を山下先生が
選んでいると思った。
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ユキ(プロフ) - 明日はいよいよ紅白とお正月カウントダウンだよね三代目とEXILEの岩ちゃんポメラニアン方ばっかり見る(///ω///)♪ (2018年12月30日 19時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
黒木蓮(Kuroki・Len)(プロフ) - あ〜あ、お二人さん気を付けないと、また、ひまたんに見られちゃうかもだよ〜。(/ω・\)チラッ (2018年12月30日 17時) (レス) id: 6a7a2c1ba4 (このIDを非表示/違反報告)
黒木蓮(Kuroki・Len)(プロフ) - つくよみさん» つくたんも、ありがとうだよ(はあと) (´∀`*)ε` ) チュッ (2018年12月30日 17時) (レス) id: 6a7a2c1ba4 (このIDを非表示/違反報告)
つくよみ(プロフ) - 絵美たんお疲れ様です。冷え性には辛い季節だよね。電気毛布使ってても朝起きると手足の冷たさにウーってなるよ(>ω<) 温かいもので体を温めてね。 (2018年12月30日 17時) (レス) id: 582338d1af (このIDを非表示/違反報告)
黒木蓮(Kuroki・Len)(プロフ) - みおさん» 暗いのは仕方ないのだけど、除雪車が走っている時間帯+信号も止まっている時間帯だから、ドキドキ感と気遣いの早朝出勤。でも、わたしはメッチャ近いから、通勤もまだ楽かな。自動車通勤で30分かけて来ている人が、今のところの最も遠い人、大変そう。\(◎o◎)/ (2018年12月30日 16時) (レス) id: 6a7a2c1ba4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月詠 | 作成日時:2018年12月22日 8時