いなくなりたい… ページ46
お昼間、一人でも構わないと言ったけど、仕事中心配という健一くんの言うことを聞いて、啓兄のお家にいることになった。
みおちゃんもいるし、お邪魔じゃないのかな?
絵美ちゃんの言葉に甘えて来ちゃったけど…
ここで寝たら?なんて言うけど、流石に夫婦の寝室には寝れない。
リビングには、愁平君とみおちゃんの場所もあるし…。
ソファを借りて座ってた。
寝てて愁平君帰ってきたら、愁平君も。気まずいだろうし…。
やっぱり邪魔になる。
健一くんだって、私がいなかったら、お母様があんなことしなくても良かったんだよね。
いなくなりたい…いっそのこと死ねる病気ならいいのに…。
そんな考えが頭の中回ってた。
お昼終わったみたいで、啓兄が上がってきた。
「寝てないのか?」
「うん。大丈夫だから。」
「昼にするぞ、ちゃんと食えよ。
食わないと元気も出ない。」
「けいたーん、運んで!」
「今行くー!」
「お兄ちゃん、私やるよ。」
「お前はいーの。
ここでぐらい甘えとけ。」
動かないと食欲無い。
胃腸も弱ってるのか、胸焼けする。
無理して食べると、吐いちゃうし。
だからって、健一くんといたいとも
あまり思えない。
「月ちゃん…何悩んでる?」
いつも絵美ちゃんは鋭い。
だけど赤ちゃんがいる
絵美ちゃんには言いたくない。
幸せな気持ちの中で産んで欲しいから。
優しい顔して、赤ちゃんに笑っていて欲しいから。
「ううん、特に悩みって…。」
まずは、寺辻家の話を聞いてみよう。
「けいたん、月ちゃん何か悩んでない?
けいたんならわからない?
いつもの勘みたいので。」
「ん〜体調悪いから元気も出ないん
だろ?
ケンチのとこにいるんだし、そのうち
元気出るだろ?
うまいもん作ってやりたいけど、
入らないみたいだしな。」
「うーん、そうかなぁ。
どっか行っちゃったりしないよね?」
「行くとこねーだろ。
病院内でもフラフラしてんだぞ。
行けねーんじゃない?」
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黒木蓮(Kuroki・Len)(プロフ) - 「月ちゃん、暫くはウチにおいで」(by 絵美) (*´ー`*) (2018年12月2日 5時) (レス) id: 6a7a2c1ba4 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - つくちゃんの心の叫びを月姉に代弁して貰って少しでも楽になって欲しいです(*^-^*) 次回作では思い切って哲也シャンを一人占めしてみたりしてみたらヽ(´▽`*)ゝあ〜ぃ! (2018年12月2日 0時) (レス) id: 3dd427fe94 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - つくよみさん» つくちゃん(^O^)v いっぱい大変な思いしたんだね(>_<)ヽ 私何かでは考えられ無いぐらいの不安や悲しみがあったと思います(T-T) でもつくちゃんの小説で毎日私は楽しみを頂けてます(*^-^*) こうやってコメ欄で皆さんとわちゃわちゃするの大好きです(^O^)v (2018年12月2日 0時) (レス) id: 3dd427fe94 (このIDを非表示/違反報告)
つくよみ(プロフ) - でもなんとか毎日耐えてるからこそ、いいこともあったり、新しい薬の開発を待ってる訳で、勇気を出して小説書いたからここのお仲間にも知り合えたわけで哲也さんも見れるわけでSECONDもメジャーデビューしてくれたわけで今はこうやってがんばれてるよ♪ (2018年12月2日 0時) (レス) id: 582338d1af (このIDを非表示/違反報告)
つくよみ(プロフ) - この感情は私が今の病気を言われたときの感覚に似てるの。今の医学では治らないけどこの病気で死ぬことはない。痛みに耐えて生きているしかない病気。なんだかお先真っ暗でした。月子さんにわからないよ!と叫んでもらうことでリアル月がストレス解消してるのかも(笑) (2018年12月2日 0時) (レス) id: 582338d1af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月詠 | 作成日時:2018年11月24日 13時