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潜入!そして… ページ43

「雪花ちゃん行こうよ〜。」
「大丈夫だって。」

みおゆきちゃんが雪花ちゃんを必死に誘ってる。
雪花ちゃんは断ってる。

どうやら、哲也の講義に潜入しようという計画らしい。
公開講義とかではなく、大講堂での物理学に潜入しようというわけ。

「雪花ちゃんならいける。」

みおちゃんの頑張りに、雪花ちゃんもとうとう首を縦に振った。

ワイワイ言いながら、どうやら変装?したみたい。

「月姉見て!」

「かわいい。」

お洋服がみおちゃんのに。
メイクはナチュラル、充分女子大生。

「楽しんで来てね。」

「なんか怒られそう。
 月ちゃん私が帰るまでいてね。」

「健一くんのお仕事が終わるまで
いるから。
 話聞かせてね。」



講堂は広くて、なぜか女子が前の方を
占めてた。
そこら辺にいた男子学生に、

「女子は前なんですか?」

と聞いてしまった。

「自由だけど、てっちゃんの授業は、
女子多いし、少しでも近くで見たいと
かでいつもあんなだよ。」

哲兄アイドル?
雪花ちゃん心配顔。
一番後ろに三人並んで座る。
一応ノートや筆記用具を机の上に出した。

ベルが鳴って哲兄登場。

「始めるよ〜。」

マイクのスイッチを入れて、胸の辺りにマイクをつける。
女子のざわざわとか、センセーおはよ〜なんて声をかける子もいた。

「おはよ。
昨夜お手入れサボった?
お肌荒れてるよ。」

なんて返すから、きゃーなってる。

それからは、授業なんだけど、確実に目が合ってるのに、平然としてる。
何言ってるかわからない難解な授業聞かされて、眠いし。
それでも雪花ちゃんはらずーっと哲兄を見つめてた。

あと10分…。
そう思った時

「後ろの女子三人前に来て。」

なんて言い出した。
げっ、注目浴びてる。
ゆきちゃんが私をつつく。

「早くおいで〜。」

その時、雪花ちゃんがすっと席を立って前に行く。
まっすぐ背筋を伸ばして、なんかかっこよかった。

戸惑ってる私達に哲兄は

「じゃあ君ひとりでいいや。」

言って、雪花ちゃんを隣に立たせた。

「私事で悪いんだけど、僕近いうちに
結婚します。」

女子の悲鳴、泣いてる子もいる。
何なの?この哲兄の扱い。

「紹介します。
僕の妻になる人です。
かーわいいてしょ?
今日の講義聞きに来てたんで、みんな
に紹介しておくね。」

雪花ちゃんは頭を下げた。
あとで足震えてたと言うけど、そんなふうには見えなく素敵だった。
そんなことをしちゃう哲兄を、
カッコいいと思った。

夫は過保護になるみたい。→←願い



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黒木蓮(Kuroki・Len)(プロフ) - 「月ちゃん、暫くはウチにおいで」(by 絵美) (*´ー`*) (2018年12月2日 5時) (レス) id: 6a7a2c1ba4 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - つくちゃんの心の叫びを月姉に代弁して貰って少しでも楽になって欲しいです(*^-^*) 次回作では思い切って哲也シャンを一人占めしてみたりしてみたらヽ(´▽`*)ゝあ〜ぃ! (2018年12月2日 0時) (レス) id: 3dd427fe94 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - つくよみさん» つくちゃん(^O^)v いっぱい大変な思いしたんだね(>_<)ヽ 私何かでは考えられ無いぐらいの不安や悲しみがあったと思います(T-T) でもつくちゃんの小説で毎日私は楽しみを頂けてます(*^-^*) こうやってコメ欄で皆さんとわちゃわちゃするの大好きです(^O^)v  (2018年12月2日 0時) (レス) id: 3dd427fe94 (このIDを非表示/違反報告)
つくよみ(プロフ) - でもなんとか毎日耐えてるからこそ、いいこともあったり、新しい薬の開発を待ってる訳で、勇気を出して小説書いたからここのお仲間にも知り合えたわけで哲也さんも見れるわけでSECONDもメジャーデビューしてくれたわけで今はこうやってがんばれてるよ♪ (2018年12月2日 0時) (レス) id: 582338d1af (このIDを非表示/違反報告)
つくよみ(プロフ) - この感情は私が今の病気を言われたときの感覚に似てるの。今の医学では治らないけどこの病気で死ぬことはない。痛みに耐えて生きているしかない病気。なんだかお先真っ暗でした。月子さんにわからないよ!と叫んでもらうことでリアル月がストレス解消してるのかも(笑) (2018年12月2日 0時) (レス) id: 582338d1af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月詠 | 作成日時:2018年11月24日 13時

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