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お見舞い?≠宴会 ページ17

月を連れて帰った。
病院で車椅子を借りた。
頭が動くという物理的な刺激も怖いが、泣いたり笑ったりという感情の起伏も
怖いそうなので、ここで静かに過ごすのもいいのかもしれない。

明日からは、しばらく仕事を休ませてもらおう。
せめて体調が落ち着くまで。

「月 痛い?」

「うん、段々色んなとこ痛くなってきた(汗)
落ち着いてくると、きっとこうなるよ
ね?」

「そういうの、また伝えてって
先生言ってたよ。」

「言われてた?
また、忘れてることあったら
助けてね。」

頷いて頭を撫でた。
額の傷に巻かれた包帯が、痛々しい。
感情をあまり出さないように、痛みを緩和する為に、少しぼんやりするお薬が
出てるから、記憶が飛んだり話し方がのんびりになるのは、薬をやめれば収まるらしい。

「何でも言って、助けるから。」

さぁ、晩御飯を…と思っていたら、みおちゃんから電話、珍しいな。

「絵美ちゃんと、晩御飯持って行きます
から。」

助かる。ナイスタイミング!
ピザ取るところだった。

「月、絵美さんとみおちゃんが晩御飯
持ってきてくれるって。」

「そうなんだ。
良かった。
 明日からは作るね。」

「だめ、そんな右手と痛い頭で
動き回らないの。
少し横になる?」

「うん…。」

お、素直。
相当痛いんだな。
気をつけて、頭を静かに動かして、
横になるのを手伝った。
そのまま一緒に横になった。

「怖かったな。」

「何が起こったのか、説明されるまで
わからなくて…」

「思い出さなくていいよ。
 大丈夫、俺いるから。
 少し落ち着くまでついてる。」

「お仕事は?」

「有給使う。」

「嬉しいな。」

いつもならだめって言うのに。

「寝てな。」

言ってキスしようとしたら、チャイム

「お預けかぁ〜。」

見たらみおちゃん。

「来ましたぁ〜♪」

二人だと思ってたら、黒沢家の御一行様だった…。

「「月姉〜大丈夫?」」

駆け寄るみおゆきちゃん。
その後ろから

「静かにね、頭痛いから。」

覗き込む雪花ちゃん。

「机出すね〜」

って動き初めてる将吉君と、手伝う愁平君。
みおゆきちゃんの後に、月を見に行く哲也。

「痛そうだな…無理すんな。」

「キッチン借りまーす!」

という絵美さんと、大きな鍋を抱えた啓司。

「もう一つな!」

と良平まで。

「大丈夫よ健一さん。
お皿も箸も全部あるから。」

絵美さんはそう言って、月を見に行った。

「月ちゃん…痛々しい姿に。」

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黒木蓮(Kuroki・Len)(プロフ) - 「月ちゃん、暫くはウチにおいで」(by 絵美) (*´ー`*) (2018年12月2日 5時) (レス) id: 6a7a2c1ba4 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - つくちゃんの心の叫びを月姉に代弁して貰って少しでも楽になって欲しいです(*^-^*) 次回作では思い切って哲也シャンを一人占めしてみたりしてみたらヽ(´▽`*)ゝあ〜ぃ! (2018年12月2日 0時) (レス) id: 3dd427fe94 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - つくよみさん» つくちゃん(^O^)v いっぱい大変な思いしたんだね(>_<)ヽ 私何かでは考えられ無いぐらいの不安や悲しみがあったと思います(T-T) でもつくちゃんの小説で毎日私は楽しみを頂けてます(*^-^*) こうやってコメ欄で皆さんとわちゃわちゃするの大好きです(^O^)v  (2018年12月2日 0時) (レス) id: 3dd427fe94 (このIDを非表示/違反報告)
つくよみ(プロフ) - でもなんとか毎日耐えてるからこそ、いいこともあったり、新しい薬の開発を待ってる訳で、勇気を出して小説書いたからここのお仲間にも知り合えたわけで哲也さんも見れるわけでSECONDもメジャーデビューしてくれたわけで今はこうやってがんばれてるよ♪ (2018年12月2日 0時) (レス) id: 582338d1af (このIDを非表示/違反報告)
つくよみ(プロフ) - この感情は私が今の病気を言われたときの感覚に似てるの。今の医学では治らないけどこの病気で死ぬことはない。痛みに耐えて生きているしかない病気。なんだかお先真っ暗でした。月子さんにわからないよ!と叫んでもらうことでリアル月がストレス解消してるのかも(笑) (2018年12月2日 0時) (レス) id: 582338d1af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月詠 | 作成日時:2018年11月24日 13時

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